鉄道デザインの国際的なコンペである第12回ブルネル賞の車両部門にて、JR九州のクルーズトレイン「ななつ星 in 九州」がブルネル賞を受賞することが決まった。表彰式は10月15日、オランダ・アムステルダムにて開かれる。

JR九州のクルーズトレイン「ななつ星 in 九州」

ブルネル賞は、鉄道に関するあらゆる分野の優良デザインを奨励し促進することを目的とする「ワトフォードグループ」が1985年に制定。同グループは各国国鉄の建築家やデザイナーなどが集まる団体で、鉄道関連の建築・デザインの発展に寄与することを目的とした会議を年1回開催している。「ブルネル賞」の名称は、イギリスのグレート・ウェスタン鉄道の技師で、発明家・建築家でもあったイザムバード・キングダム・ブルネルの名前から取られており、2~3年おきに開催されている。

12回目となる今回は、世界各国の鉄道会社から92作品の応募があり、ブルネル賞20作品と奨励賞11作品がそれぞれ選ばれたという。