阪堺電気軌道は12月1日、阪堺線南霞町停留場を、「新今宮駅前」停留場に変更する。駅ナンバリングは「H52」のままとなる。
同社によれば、現在の停留場名「南霞町」は、かつての地名「霞町(かすみちょう)」に由来しているという。昭和40年代まで大阪市電霞町線(恵美須町~霞町間)も運行されていたが廃止され、「霞町」の地名も昭和50年代に消滅している。
南霞町停留場は現在、JR新今宮駅や大阪市営地下鉄動物園前駅との乗換駅だが、停留場名が異なるため、利用者からわかりにくいとの意見も。「沿線外ならびに近年増加傾向にある訪日外国人などすべてのお客さまにわかりやすくすることで、当社線をご利用いただき沿線に多数ある観光資源の魅力を楽しんでいただくこと」(阪堺電気軌道)を目的に、停留場名が変更されることになった。
「新今宮駅前」への停留場名変更は12月1日始発から。なお、定期乗車券についてはそのまま使用でき、「PiTaPa」カードの登録型割引サービスについても、停留場名変更にともなう手続きなどは不要とのこと。