整体師の大山奏です。年齢を重ねるごとに気になる身体のパーツの1つが、おなか周りだと思います。若い頃は簡単に落ちた脂肪も、少しくらいの運動では落ちにくくなっていきます。そんな気になるおなか周りのお肉をつきにくくするためにも、体幹トレーニングは有効です。

最初の姿勢

今回は、腹部の体幹トレーニング「シングルレッグプランク」をご紹介します。

腕立て伏せの状態からスタートします。お尻を高く持ち上げ、片脚を上げてからおなかの下に引き寄せる運動を繰り返します。

勢いをつけずに脚を高く上げ、その姿勢を保持

腕立ての姿勢からお尻を高く上げたときに、少し全身をバウンドさせるようにして、しっかりと重心の位置を確認してぐらつかないようにします。勢いをつけずに脚を後ろに上げて、一度上の位置でストップさせます。このとき腹部に力が入っているのを確認しましょう。

そこから、さらに腹筋を使って膝を曲げつつ脚を抱え込むようにおなかに引き寄せます。脚が下についてしまわないように気をつけながら、再度脚を後ろに上げます。

お尻を高く上げる

手から足の先が一直線になるように脚を上げる

膝を曲げて脚をお腹の下に抱え込む

下に持ってきた脚の膝が曲がるのはNG

ポイントとしては、脚を上げたときに腕から脚の先が一直線になるようにすることです。上げすぎると腰に負担がかかることがあるので注意しましょう。

また、上げる脚の方に意識を持っていきすぎて、下についた脚の膝が曲がるのもNGです。全身の筋肉を緊張させながら動作を行うようにしてみてください。

上下の脚の膝が曲がっている

運動強度

10回ずつを左右交互に行い、2~3セットから始めてみてください。つま先立ちになったり、動作をゆっくりにしたりすると運動強度を高めることができます。

筋力トレーニングのポイントは、使っている筋肉に集中することです。ただ動作をまねしているだけでは効果が現れません。自分の鍛えたい部分にしっかりと意識を向けると格段に結果が変わってきますよ。

暑さも徐々にやわらぎ、運動にはもってこいの季節が到来します。しっかりと目標を持って自分の作り上げたい身体をイメージしながら行ってみてくださいね!

筆者プロフィール: 大山 奏(おおやま かなで)

スピリチュアルと運動が好きなアウトドア系ライター。整体師。癒やしを与えられる人になろうとアロマテラピーインストラクター・セラピストへ向けて勉強中。ストレス解消法は神社巡りと滝行。スピリチュアル系雑誌の執筆から脳科学・恋愛記事まで、興味のあるものには迷わず挑戦している。ブログ「ひよっこライター大山奏」では、日々の出来事を思うままにつづっている。また、これまでのさまざまなストレッチをまとめた電子書籍も販売中。