東京ディズニーランドのアトラクション「ジャングルクルーズ」は9月8日、「ジャングルクルーズ:ワイルドライフ・エクスペディション」としてリニューアルオープンする。探検気分を盛り上げる音楽の演出が加わり、夜は幻想的なライトアップにジャングルの神秘が浮かび上がる。さらには、順番待ちをする「プレショーエリア」にも楽しい変化が。
さまざまな要素が加わった、新しい「ジャングルクルーズ」の魅力を紹介しよう。
神殿では"驚くような出来事"が!
新しく"お守り"を飾ったボートで探検するジャングルの中では、これまでと同じようにさまざまな動物に遭遇できる。今回のリニューアルでは新たに音楽の演出が加わり、シーンに合ったBGMが探検気分を盛り上げる。
ワニやゾウといったおなじみの動物たちを見ながら進むと、軽妙なトークを繰り広げていた船長が突然「これは大変!」と大慌て。ボートのそばに人間の残したピストルで遊ぶゴリラが現れ、ゲストに向かって誤射してしまうハプニングが。
キリンやシマウマ、ライオンが現れる「アフリカ大草原」では、ディズニーファンにはおなじみの"あの音楽"が臨場感たっぷりに流れる。しばらく進むと、ボートの目の前に巨大なアナコンダが! 以前にもヘビはいたものの、今回のリニューアルでニシキヘビからアナコンダへと、迫力のモデルチェンジを果たしている。アナコンダは思わず船長もビックリ! の意外なところで待ち構えているので、ちょっと心づもりを。
カバが出現する湿地帯には、新たに霧の演出が加わってよりスリリングに。しばらく進むと、船長が荒廃した遺跡を発見。入り口でこちらを威嚇する"コブラ"が恐ろしげで、神殿に進入するドキドキ感を盛り上げる。船長は「なんだかちょっと怖いですね………」と言いながらも、ボートについた"お守り"の力を信じて神殿の中へ。神殿内ではこれまでになかった「驚くような出来事」が起こるので、ぜひ自分の目で確かめてほしい。
神殿を出ると、明るい音楽と共に水浴びや日光浴をするゾウたちのエリアに。新たに色鮮やかに咲く花も加わり、より楽しげな雰囲気となっている。最後に現れるセースルスマン・サムも新しい目玉商品を紹介してくれるので、どうか最後まで見逃さず注目していただきたい。
夜は幻想的な"ナイトクルーズ"に
日が暮れると、夜だけの演出が盛り込まれた"ナイトクルーズ"を楽しむことができる。
ボートが出発すると、光り輝くホタルの群れがゲストを出迎える。「アフリカ大草原」やピンチの探検隊は月光に照らされ、ワニや野生動物の目があやしく輝く。ゾウやカバなどの動物たちもライトアップされ、幻想的な夜のジャングルが目の前に広がる。
また、船長のトークも昼と夜とで変化するので、船長ファンの方はトーク内容も聞き比べてみてはいかがだろうか。
"ナイトクルーズ"に切り替わる時間は日によって異なるが、キャストによると、「周囲の外灯がつきはじめたころが目安」とのこと。とはいえ、暗ければ暗いほどより楽しめるナイトクルーズ。とっぷりと日も暮れてからの搭乗がおすすめだそうだ。
順番待ちも退屈しない!
アトラクションの順番待ちをしている間に通る「プレショーエリア」にも、いくつもの変更が施されている。
入り口近くには船長同士の連絡ノートがあり、ユーモアたっぷりのやりとりを読むことも可能だ。壁にはジャングルクルーズを楽しんだゲストからの感謝の手紙や、ゲストの忘れ物などがかけられている。日本語の手紙もあるので、時間があれば読んでみては。
船長たちの休憩室には、船長の1週間分のランチメニューが掲示されているほか、ジャングルの動物たちをコマにしたチェスで遊んだ跡が。ちなみに月~木曜日のメニューは、思わずギョッとしてしまうものばかり。英語で書かれているので、ぜひ辞書アプリなどを活用しながら読み解いてほしい。
「プレショーエリア」にはほかにも、ジャングルの地図や動植物のスケッチなど、見て楽しい要素がたくさんちりばめられている。また、船長がDJとなって発信するラジオ番組も流れるので、待っている間も退屈せずに済みそうだ。
いかがだっただろうか。スリルや臨場感がより増したジャングルに、夜には幻想的な光景が広がるナイトクルーズ、待っている間も退屈しないプレショーエリアなど、さまざまな変貌を遂げた「ジャングルクルーズ」。細部にまでこだわったその演出に、まさにディズニーランドの"本気"が感じられた。ぜひ、昼と夜で2回分楽しんでいただきたい。
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