明治安田生活福祉研究所は8月29日、「出産と子育て」に関する調査結果を発表した。調査期間は2014年3月21日~24日、全国の20歳~49歳の男女3,616人を対象にWEBアンケートで実施された。

教育資金積立額は、子ども1人あたり月1万から2万が最多

「教育資金の積立額」

子どもがいる20代~40代の既婚者を対象に、「子どもの教育のための貯蓄・資金準備をしているか」と質問したところ、76.9%の人が「準備している」と回答した。教育資金の積立額について調査した結果、「月に1万円から2万円」が最多で、子どもの数による大きな違いは見られなかった。

「教育資金の準備手段」

続いて、教育資金の貯蓄・資金準備の手段について尋ねたところ、「子ども保険・学資保険」がおよそ7割でトップ、次いで「定期預金等の預貯金」と回答した人が約6割となった。教育資金の準備に、「子ども保険・学資保険」と「定期預金等の預貯金」を利用している人が大半だった。

子どもにお金をかけるなら「教育」「食事」「スポーツ」

「子どもに最もお金をかけたいもの(子どもの人数別)」

「子どもに最もお金をかけたいもの」を尋ねた結果、「教育(36.7%)」が断トツの1位となり、次いで「食事(11.9%)」「スポーツ(10.0%)」と続いた。教育にお金をかけたいと回答した人の割合を、子どもの人数別で比較してみたところ、「子ども1人」で35.9%、「子ども2人」だと40.1%だったが、「子ども3人以上」で27.3%に低下。代わりに、食事やスポーツ、情緒・教養にお金をかけたいとする割合が相対的に高くなり、子どもが多いほど、伸び伸び育てたいと考える傾向にあることが浮き彫りとなった。