オリコンはこのほど、オリコン顧客満足度ランキング「レストランチェーン」部門の結果を発表した。
同調査は「目に見えないサービスを可視化する」をコンセプトに、実際にサービスを利用したことがある人を対象としてさまざまな部門にわたり調査。2006年より発表している。
満足度総合1位は「カプリチョーザ」
総合1位はイタリア料理「カプリチョーザ」が獲得。本場南イタリアのトラットリアレストランということで、項目別ランキングの「メニューの豊富さ」「おいしさ(味)」「素材品質の高さ」でベスト5に入った。
特に「おいしさ(味)」の満足度は80.26点で、総合2位の「びっくりドンキー」とともに80点台の高満足度を記録した。
その他「店内の清潔度」「店内の居心地」「店員の接客態度・清潔度」もベスト5に入っており、おいしい料理をゆっくり楽しめる環境がそろっているといえる。
総合2位のハンバーグレストラン「びっくりドンキー」、総合3位の創作オムライス専門店「ポムの樹」も、「メニューの豊富さ」「おいしさ(味)」「素材品質の高さ」でベスト5に入った。さらに「びっくりドンキー」は「おいしさ(味)」で、「ポムの樹」は「メニューの豊富さ」でそれぞれ1位を獲得。総合1位のカプリチョーザも含め、総合ランキング上位3店はいずれも、この3項目で高満足度を得ていた。
業種別ランキング1位、和食は「和食さと」
業種別のランキングを見ると、「イタリアン」の1位は「パステル」。総合得票数不足で総合ランキングにも男性のランキングにも入っていないが、ピザ食べ放題のメニューがあるなど男性からの満足度が高く、女性票では5位ながら部門1位となった。2位「カプリチョーザ」、4位「ジョリーパスタ」は男女ともに人気。3位の「ポポラマーマ」は女性では2位と、生パスタにこだわったコンセプトが女性の満足度を満たしていることがうかがえたという。
「ステーキ・ハンバーグ」1位は「びっくりドンキー」。業種別も男女別のランキングもほほ同じ店がランクインしているが、女性2位には炭火焼きとサラダバーにこだわりをもつ「ブロンコビリー」がランクインした。
「洋食」部門の1位は創作オムライスの専門店「ポムの樹」。2位は「ベーカリーレストラン サンマルク」で、ともに男女双方から高い満足度を得ていた。3位の「神戸屋レストラン」もパンにこだわりを持っており、1~3位が特色のある洋食レストランとなった。
「和食」部門の1位は「和食さと」、2位は「とんでん」となり、4位の「藍屋」も含め男女ともに人に人気を集めた。男女の違いが出ているのが、3位の「おはしカフェガスト」(男性1位)と5位の「華屋与兵衛」(女性3位)。「おはしカフェガスト」はバイキングなどボリューム感のある料理が男性に支持されていた。「華屋与兵衛」は店内の清潔感、居心地でゆっくり過ごせることが女性の満足度向上につながっていることがうかがえたという。