ネット行動分析サービスを提供するヴァリューズはこのほど、柔軟剤や柔軟仕上げ剤に関するアンケート調査の結果を公表した。

洗剤とは別に柔軟剤を使用する傾向が圧倒

同調査は、同社が保有する全国の20歳以上の女性モニターを対象に6月9日から13日にかけて実施し、6,461人がネット行動分析の対象となった。また、調査には一般ネットユーザーの行動ログとデモグラフィック(属性)情報を用いたマーケティング分析サービス「VALUES eMark+」を使用した。

柔軟剤・柔軟仕上げ剤に求めるものは?

「自宅の洗濯機で"衣類の洗濯"をする際に使用している洗剤」を複数回答でたずねた結果、「洗濯用洗剤(液体・ジェル)」という回答が、76.4%と最も多くなった。次いで「柔軟剤・柔軟仕上げ剤」が65.3%、「おしゃれ着用洗剤」が52.6%という結果になった。

「どのくらいの頻度で"柔軟剤・柔軟仕上げ剤を使用した洗濯"をしているか」とたずねたところ、「ほぼ毎日」という回答が半数を占めた。

ほぼ半数が「毎日洗濯&柔軟剤使用」

「柔軟剤・柔軟仕上げ剤を購入する際に重視するポイント」を複数回答でたずねたところ、「香りの良さ」(73.7%)が最も多かった。以下、「仕上がり(ふんわり感)」(63.3%)、「価格」(63.0%)と続いた。

「香り」を最重要視する傾向が明らかに

フレグランススプレー使用者は情報感度が高い?

「衣類用のフレグランススプレーの使用頻度」についてたずねたところ、「使用したことはない」との回答が最も多く、55.1%と半数を上回った。年代別に見ると、20代では「時々使用する」が23.8%とほかの世代に比べて高く、「ほぼ毎日使用する」を合わせると4人に1人が使用していることがわかった。

衣類用フレグランススプレーの使用頻度は若い世代ほど高い

アンケートの回答結果から、衣類用フレグランススプレーの使用者(2,904人)と、非使用者(3,557人)に分類。2014年6月度のPCサイト閲覧状況をネット行動ログから集計し、それぞれの間で閲覧率の差が大きい順にランキング化した。

その結果、使用者は非使用者に比べて、NEVERまとめやブログ、Yahoo!ニュースの閲覧量が多かったという。また、楽天市場、ベルメゾンネット、Yahoo!ショッピング、ニッセンなどEC接触率も高かった。さらに、@cosmeや資生堂など美容関連のサイトも、非使用者との差が開いた。

衣類用のフレグランススプレーの非使用者と比較して、使用者の接触が多いサイトランキング(全体)

メーカー系サイト(「製品・サービス」)に絞って、使用者と非使用者でサイトの接触率の差をみた。その結果、上位10サイトに、フジテレビ、TBS、NHK、日本テレビなどTV局サイトが多数ランクインした。さらに、まとめサイトやニュース、TV局サイトなどメディアの閲覧量が多いことから、フレグランススプレー使用者は情報感度が高い傾向があらわれているとしている。

衣類用のフレグランススプレーの非使用者と比較して、使用者の接触が多いサイトランキング(メーカー)