吉野家ホールディングスは4日、自社株式の処分および売り出し価格を1株に付き1,341円に決定したと発表した。

1,090万株を一般募集するとともに、オーバーアロットメントによる売り出しとして160万株を用意する。申込期間は2014年8月5日~6日。払込期日は一般募集分が8月11日、オーバーアロットメント分が8月12日。

手取概算額(調達額)は最大160億5,300万円で、2015年2月までに同社グループの国内および海外の子会社への投融資資金90億円に充てるほか、残額は2016年2月までに金融機関からの借入金の返済資金の一部に充当する予定という。

具体的には、国内および海外の子会社における店舗の新設、女性・ファミリー層の利便性の向上を目的とした店舗レイアウトの変更やドライブスルー設置などを含む改修、ストアコンピュータ更新を含むシステム投資などの設備投資資金に充てる。また、中国の新たな進出先である武漢地区への新規出店のための子会社設立資金等にも充当する予定としている。