7月5日公開の映画『マレフィセント』日本語版の完成披露試写会が2日、東京・六本木のTOHOシネマズ六本木で行われ、女優の上戸彩、モノマネタレントの福田彩乃が出席した。
アンジェリーナ・ジョリーが邪悪な妖精マレフィセントを演じた本作は、ディズニー・アニメ『眠れる森の美少女』に隠されていた究極の愛の物語を描く。この日登場した上戸は2012年に公開された『ピーターパン2/ネバーランドの秘密』以来2作目となるディズニー作品で、本作ではエル・ファニング演じるオーロラ姫の日本語吹き替えを担当。また、福田彩乃はノットグラス、フリットル、シスルウィットの妖精3役の吹き替えを行っている。
上戸は「エル・ファニング演じるオーロラ姫は天真爛漫でいつも笑顔を振りまき、周りが心洗われて笑顔になれる不思議な力を持ったお姫様。とても素敵だと思い、声を入れながら心から笑顔になれた自分がいて幸せでした」と満足げで、「エル・ファニングは元々声が低く、最初は彼女を意識していたんですけど、途中から明るい15~16歳の女の子のような声になっていきました。ですから、もう1回最初からお願いしてアフレコをし直しました」と自ら率先して撮り直しを行うなど、プロ意識の高さを示した。
一方、ディズニー史上初めてとなる1作品で3役の声をこなした福田は「私が演じた妖精は、映画の中でトラブルメーカー。でも3人が出てくると温かい気持ちになります」と話し、途中で新ネタとして上戸のモノマネを披露。すると上戸が「無茶ぶりありがとうございます。私のモノマネをして下さる人がいないので」と舞台あいさつ前にお願いしたことを明かし、冷や汗を掻いていた福田に感謝しきりだった。また、"究極の愛"が描かれる本作にちなみ、"究極の愛"を尋ねられた上戸は「一生生きている中で出会えるか分からないぐらいの愛情。これから探してみようと思います」と回答していた。