インターワイヤードが運営するネットリサーチのDIMSDRIVEは「家のニオイ」についてアンケートを行い、自宅や人の家で気になるニオイや、好きな家の香りなどについてまとめた。調査期間は5月16日~5月30日で、6,981人から回答を得た。
女性の8割が日用品の香りを意識
香りを意識して使用している日用品は何かたずねたところ、最も多かったのは「柔軟剤・洗濯洗剤」(39.3%)で、次いで「消臭芳香剤」(33.9%)、「シャンプー・リンス」(30.0%)と続いた。なお、「香りを意識して日用品を使用している」という人は66.6%だった。
男女別に見ると、いずれの日用品に関しても女性の回答の方が多く、倍以上の差がついているものもあった。女性で多かった回答は「柔軟剤・洗濯洗剤」(59.1%)、「シャンプー・リンス」(43.4%)、「消臭芳香剤」(41.2%)、「ボディーソープ」(34.7%)で、男性では「消臭芳香剤」(28.8%)が最も多く、次いで「柔軟剤・洗濯洗剤」(25.7%)、「シャンプー・リンス」(20.8%)、「ボディーソープ」(16.3%)となった。
また、男性は「特にない」(43.0%)という回答も女性の回答(19.4%)に比べて多く、「香りを意識して日用品をしようしている」と回答した人も女性の80.6%に対して57.0%と、大きく差がついた。
敏感な人の方がニオイに気を遣う?
"ニオイ"に敏感かどうかたずねたところ、「とても敏感」「やや敏感」と回答した男性は43.8%で、女性では64.7%と、男女で20.9ポイントの差がついた。
「"自分のニオイに"気を遣っていますか」という質問には、男性では44.9%が「とても気を遣っている」「まあ気を遣っている」と回答。女性では、68.9%が同様の回答をし、女性の方が24ポイント高かった。
また、「"ニオイ"に敏感」と回答した人を「敏感派」、「鈍感」と回答した人を「鈍感派」とし、"自分のニオイ"に気を遣っているかどうかを見ると、「敏感派」では77.3%、「鈍感派」では23.4%の人が「気を遣っている」と回答した。"ニオイ"に敏感な人の方が"自分のニオイ"に気を遣っている一方で、鈍感な人でもほぼ4人に1人は"自分のニオイ"に気を遣っている、ということがわかった。
ニオイを消したい「排水口」
「気になる"家の中のニオイ"」についてたずねたところ、「自宅」では「トイレ」(61.4%)の"ニオイ"が最も多く、次いで「玄関」(37.9%)、「キッチンの排水口」(36.4%)、「キッチンのゴミ箱」(34.1%)、「靴箱(げた箱)」(30.2%)となった。
一方で、「他人宅」については、水周りを挙げた回答は少なく、「タバコ」(25.7%)や「リビング」(17.6%)、「ペット」(17.3%)などが多く挙がった。以上の3つは、居住者が気づきにくいニオイであると言えるかもしれない。
自宅で「ニオイを消したい場所」については、「キッチンの排水口」(96.9%)、「洗面所の排水口」(96.6%)、「お風呂の排水口」(95.9%)が上位にあがり、「香りをつけたい場所」では「客室・客間」(42.0%)、「リビング」(41.2%)、「寝室の空間」(36.6%)がトップ3に。ニオイを消したい場所の上位3つはいずれも「排水口」であり、香りをつけたい場所はいずれも「部屋や空間」だった。また、全体的に「香りをつけたい場所」よりも「ニオイを消したい場所」の方が多かった。