日本クラウド証券はこのほど、同社が運営する融資型クラウドファンディングサービス「クラウドバンク」について、2013年12月にリリースしてから6カ月で応募金額5億円を突破したと発表した。同社ではこれに伴い、6月12日に記念ファンドをリリースした。

クラウドバンクとは、日本クラウド証券の運営する融資型クラウドファンディングサービス。ネットを通じて集めた小口資金を集約することで大口化し、事業資金ニーズのある企業や団体に融資をおこない返済金利の一部をユーザーに還元する。

運用期間を半年から1年と設定しているファンドが多く、投資初心者にも取り組みやすい設定となっているという。

新興国の貧困層を支援するマイクロファイナンス機関や、国内中小企業への融資など、自分の興味があるテーマに対して投資を行うことができるとしている。

同社では、クラウドバンクの応募金額5億円突破を記念して、特別利回りの商品をリリース。営業者報酬の一部をユーザーに還元することで、通常のファンドよりも高い利回りで提供するという。

募集期間は、2014年6月12日~6月26日で、募集金額は7500万円。最低投資金額は3万円からとなっている。

日本クラウド証券は今後、関係各社との連携を強化推進して、資金を有効活用したい顧客の資金と国内外の資金需要者をつなげることによって、双方に満足してもらえるサービスを提供し、2015年3月までに応募金額50億円を目指すとしている。