京都府の京都水族館では、6月9日より「海洋ゾーン(京の海)」で黄金色の体色をした「オニオコゼ」を展示している。

「黄金色」のオニオコゼ

5月末に定置網にかかった個体を展示

このほど展示を開始した「黄金色」のオニオコゼは、5月28日に京都府伊根町沖の定置網にかかり、発見されたもの。

オニオコゼは、褐色系の体色をした個体が多く、今回のような黄金色をした個体は極めて珍しいという。目立つ黄金色のオニオコゼは、自然界では捕食される可能性が高く、生き残るのが難しいとされている。黒色の色素細胞が極端に少ないため、全身が黄色い体色をしているものと考えられている。

「黄金色」のオニオコゼとオニオコゼ(左側と手前)

「黄金色」のオニオコゼは、通常の褐色の体色をした個体と一緒に展示を行っている。同館は「京都の海にすむ生き物の多様性をぜひ見て欲しい」とコメントしている。

同館の営業時間は9時~17時。料金は、大人2,050円、大学・高校生は1,550円、中・小学生は1,000円、幼児(3歳以上)は600円。