マイナビはこのほど、2015年卒業予定の学生を対象とした「2015年卒マイナビ学生就職モニター調査 5月の活動状況」の結果を発表した。

5月の活動状況

同調査は、5月27日~6月1日にかけて、2015年卒業予定の全国の大学4年生及び院2年生1,215名(文系男子244名、理系男子393名、文系女子259名、理系女子319名)を対象に実施した。

5月の活動状況についての調査では、前月より活動割合が下がり、「企業研究をした」(38.2%)、「企業にエントリーシートが通過した」(25.1%)、「1次面接を受けた」(30.4%など)の全項目において、4割を切る結果となった。

一方、「内々定を決めて就職活動を終了した」割合は前年同月比2.1pt増の28.7%。しかし活動全体が収束したわけではなく、3割程度の学生は、企業へのエントリー、個別セミナーへの予約や参加、面接の受験などを行っており、企業との接触は続いている。

内々定保有者を対象に、入社予定先を決めているか尋ねたところ、理系学生は86.1%が「はい」と回答した(文系学生76.6%)。入社予定先を決めるまでの期間については、理系学生では「内々定を受けたその場で即決」が37.0%、「3日以内」が半数以上。企業から入社意思を決めるために時間をもらう場合は、文理ともに「1週間以上2週間未満」がトップだった。

入社予定先を決めるまでの期間

理系学生は、5月に入り活動が収束に向かっている。特に、「就職のための推薦状を求められた」、「就職のための推薦状が出た」は、4月に20%台まで上昇したが、5月には7%台まで減少している。推薦状提出時期も4月に固まっており、教授と相談して推薦状を発行・提出する時期は4月がピークだったためと考えられる。

5月の理系学生の活動状況