大阪市此花区のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)で8日、『ハリー・ポッター』の世界を再現した新エリア「The Wizarding World of Harry Potter(ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター)」(7月15日オープン)の一部内覧会が行われ、人気子役の加藤清史郎と妹の智恵里、そして特別招待された60人の子供たちが、ひと足早くその世界を体験した。
内覧会ではまず、ホグワーツ城の前で、加藤兄妹をはじめとする子供たちが、映画の中でハーマイオニーたちが口ひげをつけながら味わっていた魔法界の飲み物「バタービール」を体験するセレモニーを開催した。子供たちは、ホグワーツ魔法魔術学校の4つの寮をイメージしたTシャツとマフラーを着用して登場。「3、2、1」の合図で全員で飲み、映画同様に全員で泡を口ひげのようにつけ、加藤兄妹の「ハリー・ポッター大好き! イエーイ!」の掛け声にあわせてカップを空高く掲げた。
「バタービール」を味わった清史郎は、「今まで味わったことのない、人間界にはない不思議な味で、すごく甘くておいしかったです」と感想を語り、映画のワンシーンを体験できたことに「うれしかったです。口ひげも上手につけられたので」と喜んだ。そして、「子供の一つの夢、口ひげをつけられて、大人の気分を味わえました」と満足していた。妹の智恵里も「上手にできていると思います」と兄のひげを褒めていた。
その後、子供たちはホグワーツ城内に入り、映画に登場する「動く肖像画」の廊下を体験。突然動き出して会話をはじめる肖像画に、「わー!」と驚きの表情を見せていた。映画と同じ体験をした清史郎は、「肖像画が動いたりしてワクワクしました。まだワクワクしています!」と、興奮しながら語った。
そして、『ハリー・ポッター』が大好きという清史郎は、好きなシーンについて「ほうきに乗ってボールみたいなのを追っかけていくところが好きで、勇敢だなと思います」と、魔法界のスポーツ"クィディッチ"のシーンを挙げ、「実際にほうきに乗って空を飛んでみたいですし、勇敢な男の子になりたい」と夢を語った。そして、USJの『ハリー・ポッター』の新エリアについて、「街並みの風景を楽しみたいですし、アトラクションも体験したい」と期待し、「人間界を飛び出して魔法界に入って、ハリー・ポッターになりきって何もかも楽しんでいただきたい」とメッセージを送った。
「The Wizarding World of Harry Potter」は、米国外への初の海外進出としてUSJに上陸。東京ドームのグラウンド約3個分の敷地内には、ホグワーツ魔法魔術学校であるホグワーツ城がそびえ立ち、その前には魔法使いの住むホグズミード村が広がる。そして、2つのライド・アトラクション、ショップ8店舗、レストラン2店などで、魔法の世界を楽しめる。総投資額は450億円、経済効果は5.6兆円(10年間)を見込んでいる。