おいしいハンバーガーの気になる塩分量は……

「健康マニア」を自認している人でも、毎日の食塩量まできっちり把握している人は少ないだろう。外食や中食などをしてしまえばなおさらだ。日本人を対象とした大規模疫学研究などにより、食塩摂取量は死亡率と正の相関があることが明らかになっている。できるだけ食塩を控えた方が体にいいのだ。それでは、ふだん私たちが食べているメニューにはどれだけの食塩(ナトリウム)が含まれているのだろうか。マクドナルドで検証してみた。

今回はマクドナルドホームページ内にある栄養成分一覧表に記載されている各メニューのナトリウム量を参考に、マクドナルドの塩分量が多いバーガートップ5を紹介する。なお、参考のために食塩相当量も併記した(ナトリウム量および食塩相当量は1個当たり・メニューおよび栄養成分は5月21日時点)。


1位: 「メガマフィン」(食塩相当量3.8g / ナトリウム1489mg)

2位: 「ダブルクォーターパウンダー・チーズ」(食塩相当量3.7g / ナトリウム1467mg)

3位: 「メガマック」(食塩相当量3.7g / ナトリウム1464mg)

4位: 「ブラジルバーガー ビーフBBQ」(食塩相当量3.2g / 1260mgl)

4位: 「ダブルチーズバーガー」(食塩相当量3.2g / 1260mgl)

最も塩分量が多いバーガーは、ソーセージパティ2枚とベーコン、チーズなどをイングリッシュマフィンで挟んだ「メガマフィン」。カロリーは701kcalと「ダブルクォーターパウンダー・チーズ」(828kcal)よりも100kcal以上低いが、ナトリウム量では上回る結果となった。

文部科学省が公表している「五訂増補日本食品標準成分表」によると、ポテトチップスの可食部100gあたりのナトリウム量は400mg。通常サイズのポテトチップスは100g以下のため、「メガマフィン」はポテチ4袋もしくはそれ以上に相当する塩分が含まれているといってもよさそうだ。

日本人の食事摂取基準(2015年版)の概要 では、一日あたりの食塩相当量は男性で8.0g未満、女性で7.0g未満を目標量としている。これらのメニューを摂取した日は、その他の食事を減塩メニューにするなど、栄養バランスを意識した食生活をするように心がけるようにしよう。

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