電気事業連合会は16日、2014年4月の発受電電力量(速報、10社合計)が前年同月比1.8%減の677億3,637万キロワット時となり、3カ月ぶりに前年を下回ったと発表した。4月は気温が前年より概ね高めに推移し、暖房需要が減少したことなどが影響した。

電源別に見ると、火力発電は前年同月比0.5%増の492億9,170万キロワット時。原子力発電所が発電を停止したことなどから、前年を上回った。一方、原子力発電は全ての原子力発電所が稼働停止したためゼロとなった。

発受電電力量実績の概要(10社計)(出典:電気事業連合会Webサイト)

水力発電は出水率が前年を上回ったことなどにより、前年同月比6.9%増の57億7,156万キロワット時となった。太陽光発電などの新エネルギー等は同1.9%減の2億1,765万キロワット時となった。

石炭消費量は431万3,234トン、重油消費量は82万314キロリットル、原油消費量は66万953キロリットル、液化天然ガス(LNG)消費量は421万9,079トンだった。