光岡自動車はこのほど、同社のフラッグシップカー「オロチ」の販売終了を発表した。今年9月までに生産を終了することが決定し、限定5台の特別仕様車「ファイナル オロチ」を生産すると発表していたが、予定販売数に達したため、販売は完全に終了となる。
「オロチ」は2001年の東京モーターショーにコンセプトカーとして出品されると、生き物を連想させる個性的なエクステリアが大反響を巻き起こし、市販化が決定した。市販車の開発には5年もの期間を要したが、そのエクステリアは魅力を失うことなく、スーパーカーファンの心をつかむことに成功した。
しかし、「年々変わりゆく法規対応や市販部品の供給面等、検討を重ねた結果」(光岡自動車)、生産終了が決定。終了にあたり、4月25日に特別仕様車「ファイナル オロチ」を5台限定で発売していた。9月までにこの5台を生産し、「オロチ」は生産終了となる。
「ファイナル オロチ」は1,270万円と高価ながら、わずか1カ月足らずで予定販売数を完売。これにより、9月の生産終了を待たず販売終了となった。光岡自動車は、「今回で『オロチ』の生産販売は終了しますが、今後も皆様を驚かせるような、楽しくて、ドキドキワクワクするようなクルマづくりを行ってまいります」としている。