「『そろそろ結婚したら?』と誰に言われますか」

オーネットは、北陸地方(富山県、石川県、福井県)在住の25歳から39歳までの独身男女457名(男性236名、女性221名)を対象に、「結婚」に関する意識調査を実施し結果を発表した。調査期間は4月15日~21日。

結婚へのプレッシャーが強いのは石川県の女性

「そろそろ結婚したら?」と誰に言われるか聞いたところ、男性は「言われない(39.0%)」という回答が最も多く、次いで「母親(32.6%)」、「父親(21.2%)」、「職場の人(16.9%)」という結果となった。一方女性は「母親(37.6%)」から言われることが多く、次いで「言われない(24.9%)」、「親戚(21.7%)」、「職場の人(21.7%)」という結果となった。

県別に見てみると、富山県男性は「友達(18.5%)」や「職場(22.2%)」の割合が他2県と比べて高く、両親からよりも友人や同僚から言われることが多いようだ。石川県男性については「言われない(44.3%)」「最近言われなくなった(8.5%)」と回答した人が多く、周囲からのプレッシャーが弱いよう。対して、石川県女性はどれもポイントが高めで、さまざまな人間関係において「結婚しないの?」と聞かれるケースが多く、常に周囲からプレッシャーをかけられていることが判明した。

行動にうつせない消極的な男性と、結婚に前向きな女性

「現在、独身でいる理由」

現在独身でいる理由を質問したところ、男性は1位「出会いの機会がほとんど無い(39.4%)」、2位「経済・雇用の不安(28.0%)」、3位「異性とのコミュニケーションが苦手(24.2%)」という結果に。一方女性は1位「出会いの機会がほとんど無い(40.7%)」、2位「自分の恋愛力に自信がない(27.1%)」、3位「自由や気楽さを失いたくない(26.7%)」だった。

「結婚相手に出会うために有効だと思う手段は何ですか」

続いて「結婚相手に出会うために有効だと思う手段は何ですか?」と聞いたところ、男性の上位は「合コン(39.4%)」、「男友達の紹介(38.6%)」、「趣味やサークル(35.2%)」だった。女性は「女友達の紹介(46.6%)」、「合コン(42.5%)」、「知人の紹介(42.1%)」、「婚活パーティ(42.1%)」と、男女ともに合コンやサークル、パーティなどといった男女が集まる出会いの場に参加したり、誰かに紹介してもらったりという手段が有効だと考えているようだ。また、婚活経験の無い回答「該当ナシ」を男女で比較してみたところ、男性52.1% に対し女性は35.7% と、男性よりも女性の方が婚活に積極的なことがわかった。

北陸3県ごとの特徴

これらの結果から、調査では県別の特徴を次のとおりまとめている。

福井県男性は「合コン」を筆頭に、街コンや婚活サイト、SNSでの婚活、友人の紹介など、いずれも他県より高い関心を持っていながら、婚活経験の「該当ナシ」が57.1% と高く、実際に活動するにいたらない男性が多く、婚活に消極的なよう。

石川県男性は「合コン」や「お見合い」「結婚相談所」などの一般的な項目において、実行した事があるという人が少ない。また「該当ナシ」と答えた人も66.6% と、他2県(富山県43.2% 、福井県57.1%)と比較して高い結果となり、やはり婚活そのものに消極的な様子がうかがえる。

富山県女性は「出会いの機会がほとんど無い」が他県よりも低い一方で、「理想の相手に巡り会えない」が他県を上回っており、同時に「好きな異性に振り向いてもらえない」が低かった。恋愛志向が高く、理想の男性に出会う機会が無いから結婚していないという意識の女性が多いといえる結果となった。(オーネット調査)