YKK APの「窓研究所」は5月31日より、東京ミッドタウン・デザインハブで「窓学"WINDOWSCAPE"展 ~窓の研究プロセスからミラノサローネまで~」を開催する。

ミラノサローネに出展したインスタレーション"Kaleido-window"

デザインの祭典「ミラノサローネ」で発表作品も

同展は、"窓"を学問として多角的に探求する研究活動「窓学」の成果を国内で初めて発表する場として開催する。「窓学」は窓に特化した独自の研究活動で、窓を歴史的・文化的に位置づけると同時に、その意味や役割を見極めて窓の新たな魅力や可能性を提示し、よりよい建築・都市・社会の構築に貢献することを目指している。

「窓学"WINDOWSCAPE"展」では「窓のふるまい学」「窓の街並学」「窓の系譜学」をテーマに、東京工業大学 塚本由晴研究室が世界約30カ国で採取した窓の写真、図面、スケッチ等の豊富な資料を、プロセスや調査エピソードとともに公開する。

インスタレーション"Kaleido-window"(内観写真)

また、同展は今年4月に行われた世界最大規模のデザインの祭典「ミラノサローネ」で発表した"WINDOWSCAPE"展の帰国展も兼ねている。"WINDOWSCAPE"展において、塚本由晴氏率いる建築家ユニット、アトリエ・ワンが設計した窓のインスタレーション(空間展示)や、「窓学」研究成果の展示、現地での模様も併せて紹介する。

その他、窓のトークセッション&ワークショップも開催する。トークセッションは5月31日に「窓とアート」、6月7日に「窓のフィールドワーク」、6月14日に「窓を語る」を実施。東京の街を歩きながら魅力的な"窓"を集めるワークショップ「窓のフィールドワーク」は6月1日に実施する。

会場は、東京ミッドタウン・デザインハブ ミッドタウン・タワー5F(東京都港区赤坂)。開催期間は5月31日~6月15日。時間は11:00~19:00(入場無料)。