総務省は25日、2014年4月(中旬速報値)の東京都区部の消費者物価指数(CPI、2010年=100)を発表した。それによると、値動きの激しい生鮮食品を除く総合指数(コア指数)は前年同月比2.7%上昇の101.7となった。
消費増税の影響を受け、1992年4月(前年同月比2.9%上昇)以来、22年ぶりの伸びを記録した。前月比では2.0%の上昇。なお、今回発表した東京都区部の指数は4月の全国消費者物価指数の先行指標とされる。
総合指数は101.7で、前年同月比では2.9%上昇、前月比では2.0%上昇。食料(酒類を除く)およびエネルギーを除く総合指数は99.9で、前年同月比では2.0%上昇、前月比では1.9%上昇した。
併せて発表した2014年3月の全国消費者物価指数によると、生鮮食品を除く総合指数は前年同月比1.3%上昇の100.8となり、10カ月連続で前年を上回った。前月比では0.3%の上昇。
総合指数は101.0で、前年同月比では1.6%上昇、前月比では0.3%上昇。食料(酒類を除く)およびエネルギーを除く総合指数は98.6で、前年同月比では0.7%上昇、前月比では0.3%上昇した。
2013年度の生鮮食品を除く総合指数は前年度比0.8%上昇の100.4で、5年ぶりのプラス。総合指数は同0.9%上昇の100.4。食料(酒類を除く)およびエネルギーを除く総合指数は同0.2%上昇の98.5となった。