JR東日本盛岡支社は、4月12日から釜石線などで運行開始する「SL銀河」にちなみ、4種類の「SL弁当」を発表した。いずれも岩手県内の駅弁業者が地元の食材にこだわり、開発した新作弁当だ。

「SL銀河弁当」

「銀河のSL釜飯」

「SL弁当」はいずれも4月から販売開始されている。中でも列車名をそのまま弁当の名称に冠した「SL銀河弁当」(1,000円)は、星空を駆けるSLの姿を幻想的に描いた掛け紙が特徴的。中身は、めのこ飯(炊込みご飯)をはじめ、焼鮭やワラビ、ゼンマイなどの山菜を盛り付け、素朴な味わいの弁当となった。盛岡駅と新花巻駅で販売中。

釜型の容器が旅情を高める「銀河のSL釜飯」(1,200円)は、雑穀入り茶飯に地元産若鶏の照焼きをのせた弁当。掛け紙には、「SL銀河」として運行するC58形239号機の先頭部分が描かれており、SLならではの力強さが伝わってくるような印象的なものに。盛岡駅にて購入できる。その他、岩手が誇る良質の鶏肉・豚肉・牛肉が一度に味わえる「いわてのSLおにく号弁当」(1,350円)、三陸を代表する魚として知られるサンマを蒲焼と竜田揚げにした「さんまのかば焼き弁当」(920円)も、盛岡駅・一ノ関駅で販売される。

「SL銀河」は4月12日以降、9月28日まで土休日を中心に計60日運転する予定。C58形239号機とキハ141系旅客車4両からなる編成で、全席指定席(180席)となる。