資生堂は、3月19日に東京銀座資生堂ビルにおいて、動物愛護団体や動物実験代替法の専門家など計7名の社外有識者を招き、第6回「化粧品の成分の動物実験廃止を目指す」円卓会議を開催した。

第6回目はこれまでの取り組みを振り返りる内容となった

2013年4月に社内外での動物実験を廃止

同社は、2010年3月に化粧品における動物実験廃止を目指す宣言を行っている。同会議は、今回で6回目だが、過去5回にわたり、利害関係を超えた議論を重ねてきた。世界的な動向を見据えた取り組みの成果として、動物実験代替法に基づく安全性保証体系を確立し、2013年4月より開発に着手する化粧品・医薬部外品における社内外での動物実験を廃止した。

今回は、過去5回の円卓会議の成果の確認や、出席者から1年間の動物実験廃止に向けた取り組み報告、1年間の同社の取り組みと進捗を確認する内容となった。同会議が、動物実験の廃止など、一定の成果をあげて設立の目的を達成したことを確認し、今回をもって終了することを決定した。

なお、会議の速報については、資生堂グループ企業情報サイトに掲載している。