新年度をむかえて、さまざまな企業で入社式が行われた。入社式といえば、スーツを着た新入社員が集まり社長の話を聞いて…という、学校の行事の延長めいたものが思い浮かぶが、最近はそれだけではなく、各社趣向を凝らしているのだ。
2tのシャチが歓迎する入社式
鴨川シーワールドを有するグランビスタ ホテル&リゾートが行ったのはシャチが新入社員に水しぶきを浴びせる 入社式。
社内研修の一環としてシャチのパフォーマンスを行ったあと、体重が2tもあるシャチのラビーから豪快な祝福を受けたという。せっかくのスーツが水浸しに!? と思ってしまうがそこは心配ない。ちゃんと全員にカッパが配られ、新入社員たちも笑顔を見せていた。
社長が聖火ランナーで登場
入社式…ではなく、内定式で変わった演出を行ったのは、4月1日から社名を変更したGMOペパボ。以前社長のコスプレを取材したが、もちろんこのような機会を逃すはずがなかった。
同社の内定式が行われたのは2013年10月1日、オリンピックイヤーであり、東京オリンピック招致が決まったタイミングで満を持しての聖火ランナーは代表取締役社長 佐藤健太郎氏。いつのまにかオリンピックはじまってた。役員・マネージャーも旗を振ってお出迎えし、内定者にはメダルが与えられたという。
更に、新卒説明会でもなぜか歌舞伎役者に扮した社長が登場。「使ってみたいと思っていた和風の会場が予約できた」ために和のイメージで企画、華のある「歌舞伎」が選ばれたという。そもそも普通の会社は新卒説明会で演出テーマを決めないが…さすがGMOペパボといえるだろう。本職の方にメイクや衣装をお願いして、社内でも驚きの声があがったそうだ。