「ワンメニュー専門店」という名前をご存知だろうか。1つのメニューに特化して専門性を高めた店のことを言う。たとえば、1年ほど前に大ブームとなったパンケーキ。ハワイ発のパンケーキ専門店「Eggs'n Things」(エッグスンシングス)などが海外から次々と日本に上陸し、行列ができるほどの人気となった。
パンケーキブームが落ち着いてくると、フレンチトースト専門店が次々と登場。大阪の「Hug Frenchtoast cafe」(ハグ フレンチトースト カフェ)、東京の「Yocco's French Toast(ヨッコズフレンチトースト)」などが話題となっている。
フレンチフライ専門店も
ワンメニュー専門店はさらに進化し、昨年末には東京・広尾にフレンチフライ専門店がオープン。「AND THE FRIET」(アンド・ザ・フリット)は、季節ごとに厳選した6種の芋から、好みの品種やカットを選ぶといったこだわりよう。芋は日本各地から取り寄せたものに加え、ベルギーから空輸したものも揃える。ディップは自家製マヨネーズやケチャップのほかにも揃え、全10種のラインナップ。「フレンチフライにここまでこだわるか! 」といった内容だ。気になる価格は、ディップとのセットが500円~。この価格でこだわりが詰まったフレンチフライが食べられるのなら、ぜひ一度は食べてみたいものである。
さらにいまスイーツ界でアツいのが、クロワッサンドーナツ。おなじみクロワッサンがドーナツになった、というもので、さっくり食感とカリッと香ばしい味わいが楽しめる。チョコレートなどでコーティングしたスイーツメニューで、バンデロールが展開する「B'sCAFE東陽町店」(東京・江東区)などのベーカリーショップで販売されている。クロワッサンドーナツのワンメニュー専門店のオープンラッシュも近いうちにやってくるだろう。
独自のこだわりを持ちながらも、多くの客に受け入れられ人気店となっているこれらのワンメニュー専門店、今後もどんな個性的な店が登場するのか楽しみである。