日産自動車はこのほど、「第13回北京国際モーターショー」(4月20~29日開催)への出展概要を発表した。新型セダンコンセプトを世界初公開するほか、「ブレードグライダー」や自動運転車両など、最先端の車両と技術を展示する。

東京モーターショーで公開された「ブレードグライダー」

今回の出展は、日産(中国)投資有限公司(NCIC)が東風日産乗用車公司(DFL-PV)と鄭州日産汽車有限公司(ZNA)とともに行うもので、合計20車種以上のモデルを展示する。

目玉となる新型セダンコンセプトは、日産の常務執行役員、チーフ・クリエイティブ・オフィサーの中村史郎氏の指揮のもと、日産の最も新しいデザインセンターである日産デザインチャイナ(NDC)が日産グローバルデザインセンター(NGDC)と共同で企画した。2013年の上海モーターショーで公開した「Friend-ME」に続くコンセプトカーで、日産が中国を重要視していることを示す展示といえる。

2020年までに自動運転技術を複数の車両に搭載すると発表した日産は、今回のモーターショーに自動運転車両を展示する。同社の自動運転技術は、車両の周囲360度の危険をモニターし、必要な場合にはドライバーへ警告を発し、アクションを取るというセーフティ・シールドの考え方の延長にあるものだという。

その他、昨年の東京モーターショーでも展示された「ブレードグライダー」が今回、初めて中国で展示される。10周年を迎えた「ディアナ」の特別バージョン、新型「エクストレイル」、さらに「NV200」のエクストロニックトランスミッション搭載モデルなども展示される予定だ。