JR北海道はこのほど、津波発生時に浸水のおそれがある駅舎などに、「海抜表示板」を設置すると発表した。

室蘭本線苫小牧駅の「海抜表示板」設置例

海抜表示板のイメージ

北海道が公表した津波浸水予測図などにもとづき、津波浸水区域内やそれに隣接する駅舎などに設置。駅利用者にひと目で地盤の高さがわかるようにし、万が一の事態に備える。

設置の対象となるのは152駅。路線別では室蘭本線が34駅で最も多く、次いで函館本線の31駅、日高本線の28駅、根室本線の25駅などとなっている。152駅のうち33駅は自治体が海抜表示板を設置し、JR北海道は119駅に設置する予定。3月7日時点で107駅への設置が完了しており、残る12駅も近日中に設置を終えるとしている。