JR四国は新たな観光列車「鉄道ホビートレイン」の運行開始を記念し、15日に宇和島駅で出発式を挙行する。当日は車両展示会や有料試乗会、その他の関連イベントも開催される。
「鉄道ホビートレイン」は、キハ32形を改造し、新幹線0系を模した外観とした列車。車内にショーケースを設置し、新幹線車両や四国にちなんだ車両の鉄道模型を展示するという。3月15日以降、予土線で毎日運行される予定だ。
出発式は15日13時20分から、宇和島駅3番ホームにて開催。関係者の挨拶などに続き、テープカットとくす玉割りで運行開始を祝う。最後に駅長の出発合図で、13時43分発の「鉄道ホビートレイン1号」を見送る。これに先立ち、10時から11時まで車両展示会も実施。宇和島駅3番ホームに停車する「鉄道ホビートレイン」の見学が可能だ。
有料試乗会は当日抽選制。13時から宇和島駅で抽選整理券を配布し、13時30分に抽選を実施。当選者した50名のみ乗車できる。試乗できる列車は団体臨時列車「鉄道ホビートレイン4号」で、宇和島駅を15時8分に発車し、北宇和島駅まで往復して15時20分に宇和島駅に戻ってくる列車。参加費は大人500円、小児300円となっている。
出発式に合わせて、宇和島駅ではJR四国のグッズ販売や沿線の特産品販売、予土線をイメージしたジオラマでの鉄道模型運転などのイベントも開催予定。車両展示会と出発式の時間帯には、愛媛県と沿線市町村のゆるキャラ8体も登場するという。