「ボートレース江戸川」入場門の左右に立って客を出迎えているのは、実物大の大魔神像(魔神像、武神像) (C)1966角川映画

ボートレースのユニークなCMは大好きだけど、実のところレースの楽しみ方はよく分からなくて……という人も多いはず。しかし、最近では女性でも、レース場通いがヤミツキになっている人が多数存在するんだとか。一体みんな、どんな点に魅了されているのだろうか? 謎を探るべく、「ボートレース江戸川」に足を運んでみた。

訪れたのは、2月某日にこちらのレース場で開催された「魅力満載のボートレース江戸川で1日満喫!!」なるツアー。なんでも、ボートレース未経験の女性ブロガーたちにレースや同レース場の魅力を知ってもらうべく企画されたイベントとのことで、応募者同様に未経験者である筆者は興味津々!

レース場には親切なおじさんがいっぱい!?

イベントはまず、オリエンテーションからスタート。「ようこそおいでくださいました」との挨拶の後、ボートレースのいろはを分かりやすく丁寧に教えてくださった主催者の笑顔につられ、会場は一気に和やかな雰囲気に。

続いて、キャスターとして様々な番組で活躍されている前田くみ子さんが登場。ボートレーサーへの密着取材でも知られる前田さんだが、実際にレースも大好きなよう。「初めての時は分からないことがあって不安だと思いますけど、レース場でおじさんたちに質問したら、何でも教えてくれますよ!」と、先輩ならではのアドバイスも。

前田さんの話術にトリコの一同

前田さんによると、不安そうな初心者を見つけると向こうから様子をうかがってくれ、その日の狙い目まで教えてくれるおじさまも大勢いるとか。しかも、百戦錬磨の先達(せんだつ)にアドバイスいただくと、当たる確率がアップする可能性もあるとのことで、早くも予想したボートが一着でゴールする妄想に駆られてしまう……。

「でも、ここでの楽しみってレースだけじゃないんですよ」と前田さん。どういうことかというと、同レース場にはカラオケルームやバラエティ豊かなグルメもそろっており、一日たっぷり遊ぶことができるのだ。となると、午前中にレースを楽しんだら昼休憩を取って、その後またしばしレースを楽しんだ後はカラオケでリフレッシュ、なんてプランも遂行できるではないか! 何とも盛りだくさんな一日になりそう。

レーサーは美男美女ぞろい

それにしても、ひいきの選手のひとりやふたりいたら、応援するのがもっと楽しくなるだろうに……。と思っていたところ、前田さんの呼びかけでみんなの前に現れたのは、今をときめく人気若手レーサーの永井彪也選手と後藤美翼選手。

左から後藤選手と永井選手。ともに平成生まれのボートレーサー

ボートに乗る姿がさまになっているであろうことが容易に想像できるほど、手足が長くスラリとした体型のこのふたり、実はいとこ同士なんだとか。そのためか、ふたりとも終始リラックスした表情で、ボートレースについてのみならず、気になる日常生活のあれこれについても語ってくれた。

「レース期間中、宿舎で団体生活を送る選手は携帯電話使用禁止」との話題が出た際には、「彼女と連絡取れないですね?」とつっこむ前田さんに対して、永井選手が「彼女いないんですよ」とあけっぴろげに返す場面も。もちろん、ここで出席者の何割かが、永井選手のファンになったであろうことは説明するまでもない。

しかも、トークのあとはふたりとの記念撮影もOKに。永井選手、後藤選手ともに、一緒に写真を撮ってもらいたい女性たちに、あっという間に囲まれてしまった。

レース観戦+αが楽しめる「MIYABI」がスゴい!

レースに対する選手たちの熱い想いに触れた後は場内の見学へ。今回のツアーでは、完全予約制のアートミュージアムや、2013年にリニューアルオープンした指定席MIYABIまで見学できるとのことで、何だかもはや心の中がお祭り騒ぎ状態!

ミュージアム内にはジャンルレスのアート作品やおもちゃが!

遊び心たっぷりのシューズや、まさかの土壁占いまで!(土壁占い:好みの柄の土壁を選んで、現在の心理状況を占うものだそう)

ちなみに、指定席MIYABI内には、リクライニング席やグループ席、ペア席などの指定席に加えて個室も完備。その他、カラオケルームの用意もあるという至れり尽くせりぶりである。

和の空間が広がる「MIYABI」で和服をまとった女性スタッフがお出迎え。中にはゆったり観戦できる指定席も用意

また、特別観覧席「GOLD」を利用した女性には、最寄り駅の船堀駅からタクシーで来場した場合、その初乗り料金を片道分返金してくれるサービスも! 女性連れなら男性もOKということなので、男性は是非、女性を連れて行こう。

今回のツアーでは、至近距離でレースを見学したり、実際に舟券を購入したりして楽しんだのだが、「次に来る時は、絶対にMIYABIを利用しよう!」と心に決めることとなった。

風を感じながらのレース観戦を楽しむ。100円から購入OKの気軽さがうれしい!