セレゴ・ジャパンは、ビジネス英語を学ぶ iKnow! ユーザー5万人の学習データを分析した「間違えやすいビジネス英単語・フレーズ ランキング」を発表した。
カタカナ英語は本来の英語と異なる場合も
同社は、クラウド型英語学習サービス「iKnow!」を提供している。このほど120万人以上の同サービスユーザーの中から、「ビジネス英語シリーズ (入門、基礎)」を履修した5万人の学習データをもとに、間違えやすいビジネス英単語やフレーズを分析した。2011年1月27日~2014年2月28日までの学習履歴データを参考にしている。
「間違えやすいビジネス英単語」1位となったのは「remuneration」(意味/給料、報酬)だった。毎月決められた日に支払われる「報酬」には、サラリーマンの語源ともなっている「salary」を使うのが一般的で、「remuneration=報酬」は正式な場面や文書でのみ使われるため、あまり知られていないという。
2位は「impasse」(意味/行き詰まり)、3位は「adversarial」(敵対的な)だった。ランキングには「address」「service」など、カタカナ英語としてなじみのある英単語も入っているが、一般に使われているカタカナ英語は英語の本来の意味とは異なるケースが多い。
間違えやすいビジネスフレーズは「fall from」
「間違えやすいビジネスフレーズ」で1位となったのは「fall from」(意味/~から減少する、~から低下する)だった。日常会話では「~が~から落ちる」などの意味で使われることが多いが、ビジネスでは「~から減少する、低下する」を意味することが多い。特にビジネスニュースなどで収益や株価などを表現する際に、よく使われるという。
2位は「budge on price」(意味/価格に関して譲歩する)、3位は「settle for」(意味/~で妥協する)だった。「work for」は「~に勤めている」という意味で使われることが多いが「~に都合が良い」という使い方もよくされる。