「やっぱり、この選手が良かったよね」と言いたくなるのは……

日本人選手による数多くの名シーンが誕生したソチ五輪。氷上や雪上での己との戦い、ライバルとの戦い、仲間たちとたすきをつなぐ戦い……。テレビなどで観戦していても、選手たちが織り成すドラマに胸が熱くなった人も多いのではないだろうか。そこで、マイナビニュース会員300名に「ソチ五輪で最も印象に残っている日本人選手」を聞いてみたので、理由とあわせて紹介する。


ソチ五輪で最も印象に残っている日本人選手を教えてください。


1位 浅田真央(フィギュアスケート) 47.3%
2位 羽生結弦(フィギュアスケート) 22.0%
3位 葛西紀明(ジャンプ) 13.7%
4位 上村愛子(モーグル) 4.0%
5位 平野歩夢(スノーボード) 3.3%


■浅田真央
・「あのショートプログラムがあったからこそのフリーの演技だと思うけれど、ドラマチックすぎて泣ける」(29歳女性/金融・証券/営業職)
・「トリプルアクセルが飛べてよかった」(27歳女性/小売店/営業職)
・「エキシビジョンの笑顔が印象的だった。楽しく滑っている顔を見られて本当に良かった」(25歳女性/商社・卸/事務系専門職)
・「泣き顔と笑顔に感動したから」(36歳歳女性/商社・卸/事務系専門職)


■羽生結弦
・「ショートで世界最高得点をだした演技がすばらしかった」(50歳以上男性/金融・証券/専門職)
・「金メダルをとったのにもう先を見据えているところが19歳なのにすごいと思う」(29歳男性/商社・卸/秘書・アシスタント職)
・「ショートを滑り終わったときの笑顔とガッツポーズ。かわいい、最高だった。が、フリー終えた後の若干曇った表情が忘れられない」(24歳女性/情報・IT/技術職)


■葛西紀明
・「あの年齢でまだ次も目指すバイタリティがすごいなと思った」(31歳女性/小売店 /販売職・サービス系)
・「初めてあんなにジャンプを真剣に見たけど、葛西選手のフォームの美しさと安定感にレジェンドの真髄をみた」(24歳女性/医療・福祉/専門職)
・「葛西選手のもとに日本チームのみんなが駆け寄っていく姿が印象的だった」(26歳女性/金融・証券/事務系専門職)


■上村愛子
・「またもあと一歩メダルに届かなかったが、満足の行く滑りができた、とすがすがしい表情で言っていたとき」(33歳女性/医薬品・化粧品/事務系専門職)
・「自分のスタイルを貫いて最後に完璧な滑りを見せてくれた。順位は関係ない」(50歳以上男性/学校・教育関連/事務系専門職)


■平野歩夢
・「15歳とは思えないほど落ち着いて、人生を達観した感じ」(50歳以上男性/学校・教育関連/技術職)
・「高さのあるジャンプがかっこよかった」(27歳女性/金融・証券/営業職)


■総評

半数近い票を集めた1位は、フィギュアスケートの浅田真央選手。ショートプログラム(SP)での失敗から一転してフリーでほぼ完璧な演技を見せてくれた点や、演技後に涙を浮かべたシーンが印象的だったという意見が大半だった。2位はフィギュアスケート男子シングルで金メダルを獲得した羽生結弦選手。SPで史上初となる100点を超えた演技を披露してくれた点や金メダルに輝いた点を理由として挙げる人が多かった一方で、ぬいぐるみを愛用しているというかわいらしい一面に心打たれたという人も見られた。

3位の葛西紀明選手は、41歳という決して若くない年齢でメダルを獲得した点、他のジャンプ選手から慕われているという点が印象に残ったと回答した人が多かった。4位の上村愛子選手は、メダルを逃した後のインタビュー姿がとても爽やかで好印象を持った人が多く、5位の平野歩夢選手はメダル達成の快挙にも落ち着いた様子でいた点が印象的だったとする意見が目立った。

今回の五輪は、浅田選手と羽生選手の2人が国民の印象に強く残ったようだが、競技に参加している選手の数だけドラマはあるもの。次回の平昌五輪ではどんなドラマが生まれて、どれだけ人々の記憶に残るような名シーンが生まれるのか。首を長くして待つとしよう。

調査時期: 2月25日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性137名 女性163名 合計300名
調査方法: インターネットログイン式アンケート