ビー・エム・ダブリューはこのほど、4シリーズのオープンモデル「4シリーズ カブリオレ」を、全国のBMW正規ディーラーで販売開始すると発表した。リトラクタブル・ハードトップを採用し、開閉にかかわらず美しいスタイリングを実現した。
4シリーズは昨年9月、それまでの「3シリーズ クーペ」がフルモデルチェンジした際、独立したシリーズとして誕生した。半年遅れで登場したカブリオレも同様に、「3シリーズカブリオレ」に代わって4シリーズでの登場となった。
これまでの「3シリーズ カブリオレ」と同様、3分割のリトラクタブル・ハードトップを採用した「4シリーズ カブリオレ」で、さらにその洗練度を深め、ハードトップを開けた状態でも閉じた状態でも完成度の高いフォルムを実現した。吸音性に優れたルーフライニングの採用で遮音性は大幅に高まり、「3シリーズ カブリオレ」よりボディ剛性を40%向上させたことで、オープン時でもスポーティなハンドリングを実現した。
トランク・リッドのボタン操作で、トランク・ルームに格納されたルーフを持ち上げるコンフォート・ローディング機能も採用。これにより、オープン時でも容易な荷物の出し入れが可能となった。トランク容量自体も、ルーフを閉めた状態で20リットル、開けた状態で10リットル拡大している。このハードトップは速度が時速18km以下のときに20秒以内で全開することが可能だ。
エンジンは3.0リットル直列6気筒DOHCターボで306PSを発揮。トランスミッションは8速スポーツATを搭載する。価格は、「435i カブリオレ」が826万円、「435i カブリオレ Luxury」が846万円、「435i カブリオレ M Sport」が864万円。