郵便や通信に関する資料を展示する「郵政博物館」が、3月1日に東京スカイツリータウンにオープンする。
7つの常設展示と5つの施設で構成
「郵政博物館」は、2013年8月31日に閉館した「逓信総合博物館(通称:ていぱーく」)」所蔵の歴史的資料を引き継ぎ、通信文化協会が運営する博物館となっている。
館内は、郵便にまつわる歴史や物語をテーマごとに展示や映像で紹介する7つの常設展示ゾーンと、「企画展示ゾーン」「手紙ラウンジ」「イベントスペース」「ミュージアムショップ」「ミュージアムゆうびんきょく」で構成。日本最大となる約33万種類の切手展示のほか、国内外の郵政に関する資料約400点を展示する。
体感コンテンツが充実した常設展示
7つの「常設展示ゾーン」は、"「始」ノ世界"、"「郵便」ノ世界"、"「手紙」ノ世界"、"「切手」ノ世界"、"「シアター」"、"「貯金」ノ世界"、"「保険」ノ世界"で構成され、それぞれゲームやプリントマシンなどの体験・体感コンテンツも設ける。
「始」ノ世界では、郵便・電信・切手の歴史が移り変わっていくさまを、プロジェクションマッピングの技術によるイメージ映像で投影。「郵便」ノ世界では、130年以上の歴史を刻んできた日本の郵便の資料をレプリカや模型展示とともに紹介する。
「手紙」ノ世界では、「飛脚状」や「前島密あて大久保利通書簡」などの歴史的価値の高い手紙や、絵はがきブームを彩った様々な手紙を展示。「切手」ノ世界では、「逓信総合博物館」から引き続き日本最大の所蔵数を誇る世界中の切手33万枚の展示を行う。
「シアター」では、約2m×(7m+3.5m+3.5m)のスクリーン3面で郵便や通信の世界観を伝える。「貯金」ノ世界では、業務の歴史や当時使用していた通帳等を展示紹介。「保険」ノ世界では、幻と言われる「ラジオ体操第3」が録音されたレコードの展示も行う。
ここだけの消印も用意
また、ミュージアムショップでは、「郵政博物館」オリジナルグッズや郵趣関連商品等を販売するほか、企画展関連グッズや記念切手、随時3万枚を超えるファーストデイカバー(切手と封筒と初日消印が一体になった郵趣用記念グッズ)を用意する。
スカイツリー型のポストを設置した「ゆうびんきょく(向島郵便局臨時出張所)」は、東京スカイツリータウン唯一の郵便局。館内に来た思い出の手紙を自分や友達に送ることができる。また、企画展やイベントに合わせた消印も随時用意する。
開館時間は、10時~17時30分(入館17時まで)。