ピラール・アルバラシン《ミュージカル・ダンシング・スパニッシュ・ドール》2001年 MUSAC蔵(C)Pilar Albarracin, Courtesy: MUSAC

東京都江東区の東京都現代美術館で、スペイン・ラテンアメリカの現代アート展「驚くべきリアル展」が行われる。開催日は2月15日~5月11日、10時~18時(入場は17時30分まで)。料金は一般1,100円、大学生・65歳以上800円、中高生600円、小学生以下無料。

日西交流400周年事業としての一面も

同展は、スペインへ向けた慶長遣欧使節団派遣400周年を記念し、スペインの90年代以降の作品にフォーカスした。カスティーリャ・イ・レオン現代美術館(MUSAC)のコレクションから、「驚くべきリアル」をテーマに27作家の作品を紹介する。

「驚くべきイマジネーションの飛翔」では、家の中の家具がすべて真っ二つに切断された部屋、馬に乗り大学の建物内を闊歩するビジネススーツの紳士など、ラテンアメリカの魔術的感覚と、スペインの想像力を合わせた作品を紹介。ほかにも、ヴィデオ、空間インスタレーション、絵画、彫刻など、表現の多様性を感じることができる作品が展示される。

(C)Pilar Albarracin, Courtesy: MUSAC