東京糸井重里事務所は、同社が展開している「ほぼ日手帳2014」の英語版「Hobonichi Planner」2014年版の出荷数が、61カ国(2013年版では47カ国)で、4,000部超になることを発表した。
1位から米国、台湾、中国で
「Hobonichi Planner」は、2013年版より誕生した「ほぼ日手帳」の英語版。セレクトショップ「ARTS&SCIENCE」のクリエイティブディレクションで、シンプルな手帳となっている。2014年版は実際に使用者からの意見を取り入れ、より使いやすく改良した。
海外出荷した国を国別で見ると、1位はアメリカ、2位は台湾、3位は中国だった。特に1位のアメリカ(昨年比369%)に加え、4位カナダ(昨年比348%)・5位イギリス(昨年比417%)・6位オーストラリア(昨年比316%)と、英語圏での伸張が目立つ。
同社は英語版の海外出荷数が大きく伸びた要因として、2014年版からアメリカ人スタッフを含むプロジェクトチームを立ち上げ、HP(EC)上の紹介から購入までのページを全て英語化したこと、日英併記のFacebookページの開設、海外の文具系ウェブサイトで取り上げられたことを挙げている。
台湾では4年前から販売開始
出荷国がアメリカに次ぐ第2位となった台湾は、4年前から現地の人気書店「誠品書店」で販売を開始した。以後、継続してユーザーが増加しており、2014年版ではサイトからの直接購入も、昨年比133%と堅調に推移している。
また、日本語Facebookページの「いいね」都市別ランキングでは、日本国内の主要都市を押さえて、2位に台北、10位に台中、11位に高雄、17位に台南がランクインした。台湾ユーザーの増加ペースが加速してきていることが分かる。