メルセデス・ベンツ日本はこのほど、「Aシリーズ」の特別仕様車「A 45 AMG 4MATIC PETRONAS Green Edition」を発売し、12日まで一般公開中の「東京オートサロン2014」で初公開した。クラスを超えた豪華な装備を追加したメーカー製カスタムカーだ。

「A 45 AMG 4MATIC PETRONAS Green Edition」

同社は今回初めて東京オートサロンに出展。AMG、スマートブランドと合わせて17台ものモデルを展示している。開催日と同じ1月10日に発売され、会場で華々しく初公開された特別仕様車「A 45 AMG 4MATIC PETRONAS Green Edition」は、世界最大級のカスタムカーイベントである東京オートサロンにふさわしいカスタムが施されている。

ベースモデルである「A 45 AMG 4MATIC」は、AMGの45年以上にわたる歴史の中で初めてコンパクトクラスに導入したハイパフォーマンスモデル。360PSを発生するAMG2.0リットル直列4気筒直噴ターボエンジンを搭載し、可変トルク配分型のAMG 4MATICとの組み合わせで、ダイナミックなドライビングを実現する。

このベースモデルを、メルセデスAMG社のカスタムオーダープログラム「AMGパフォーマンススタジオ」が特別仕様車に仕上げた。このプログラムは熟練のマイスターが手作業で1台ずつ特別なモデルを作り上げるぜいたくなもので、限定車を手がけるのは今回が初めてだという。

エクステリアは専用のエアロパーツ(フリック、リアスポイラー)と19インチアルミホイールで存在感を強調。フロントマスク各部、ドアミラー、リアスポイラー、ヘッドライトユニット、ホイールハブキャップなどに、「MERCEDES AMG PETRONAS FORMULA ONE」に採用されているグリーンカラーのスペシャルペイントを施し、フロントバンパー、ボディサイドには大胆なデザインのデカールを採用している。

一方、フロントスポイラーリップ、サイドスカート、ドアミラー、リアディフューザーなどにはハイグロスブラックを採用し、印象を引き締めた。こうしたカスタマイズにより、誰もが振り返るような注目度の高い外観となっている。

インテリアはステアリング、ダッシュボード、メーターパネル、クライメートコントロールのエアアウトレットなどをグリーンカラーとしてエクステリアとコーディネート。ステアリング、ドアパネル、アームレスト、フロアマットなどにもグリーンのステッチを施している。「A 45 AMG 4MATIC」としては初めて、インテリアトリムにカーボンファイバー素材も採用したとのこと。

同特別仕様車の価格は、ベース車から330万円高となる970万円。クラスを超えた装備と同様、価格もコンパクトハッチバックのレベルを超えたものとなった。30台のみの限定販売となっている。

「A 45 AMG 4MATIC PETRONAS Green Edition」外観・内装イメージ

「東京オートサロン2014」メルセデス・ベンツのおもな出展モデル