美魔女という言葉がうまれるほど、年齢を重ねても美しい女性は年々増えています。しかし、残念ながら見た目は若くても言動で「こいつ、おばさんじゃん」と思われてしまうことも……。今回はそんな「おばさん視」されて恋愛対象外にされてしまう言動をご紹介します。
「クレーム上等! 」の行動
「ちょっと~お兄さん! まだ料理きてないんだけど、どうなってるのよ!! 」。
頼りになるお姉さん! と言いたいところですが、このような言い方をすると男性自身が恥ずかしいと感じるようです。クレームをつけるときの堂々たる態度は、やはりおばさんと思われてしまいがち。また、今までは聞けなかったことも、「ね~ちょっと! これって何? 」と聞けるのは、女性同士で行くと頼りになる姉御ですが、男女関係で考えると、男性はガンガン責められるような気になるようです。仮にそういったことを言う必要があったとしても、「すみません、どのくらいかかりそうですか」というような言い方を心がけると、きちんとした女性になれます。
腹の底から「どっこらしょ! 」
10代の女性が「よっこらしょ」と立ち上がる姿を先日見ました。しかし、その後にアラフォー女性の「よっこらしょ」と見たときに、風格の違いをまざまざと見せつけられたような気持ちになりました。
気合いを入れる一言として、気持ちを切り替えるため……このような感じに受け取れる10代の「よっこらしょ」。しかし、腹の底からの「どっこらしょ~! 」は、たとえそれが美人であっても、周囲の男性は愕然としてしまうようです。
無意識のうちにいってしまうことはあるかと思いますが、「だって、疲れているんですもの」と言い訳したって、与えてしまった印象は拭いきませんよ。
安定感のあるボディータッチ
「ちょっと~! 」バシッ。「やだぁ~! 」バシッ。「ちょっと聞いてよ~! 」バシッ。
男性の肩や腕を叩く女性、いますよね。きっと、言いたくて言いたくて仕方ないことでもあるのかな~とは思いますが、グッと年齢が上がって見えてしまいます。ボディータッチは男性へのアプローチとして有効ですが、このようなボディータッチは「母親の会話につきあっている俺」としか思えないそうです。
世界の中心は私
大人の女性は、公共の場とプライベートな空間、会社……といったTPOをわきまえています。しかし、おばさん視されてしまう残念な女性は、公共の場でも、まるで居酒屋の飲み会のような声のトーン。電車やバスなどで、周囲に会話が全て聞こえてしまい、周りが白い目で見ていても気にせずに話す。しかし、周りがうるさい場合は「ちょっとは考えなさい」という態度。「世界の中心は私ですが、何か? 」と言う感じでしょうか。
おばさん視されてしまう主な原因に、「今自分がどこにいるか」を理解しているかどうかが大きいのではないでしょうか。加齢は誰もに平等にやってくるものですから、躍起になって若作りする必要はないです。ですがやはり、面倒だからと女性としての自覚を下げてしまうのは、あまりにももったいない。せっかくなら「いい歳の重ね方してる女性」と思われたいですよね。
そのために、まず……。あなたにとっての「大人の女性」と「おばさん」の違いを考える。こうすることで、大人の女性としての魅力を手に入れる第一歩になっていきますよ。
著者プロフィール
片瀬萩乃
恋愛作家
常に相談者の立場に立った前向きなコメントに「恋愛の楽しさを思い出した! 」「自分の気持ちに自信が持てた! 」と多くの女性からアツい支持を得ている。著書に、シリーズ合計20万部突破した『モテ本! 』『モテ本! ハイパー』『モテ本ビジュアル強化BOOK』(以上、大和書房)、『終わらない恋をするための恋愛のルール』『喜ばせハンドブック』(以上、中経出版)、『永遠に彼が夢中になる恋愛のルール』(二見書房)、新刊に『しあわせのはじまりは、ときめきから』(学研)がある。 オフィシャルサイト「恋結‐コイムスビ‐」、オフィシャルブログ「today+」も展開中。