大阪市水道局は26日、水道料金の値下げ案「水道料金の見直しについて(素案)」を発表した。

値下げ案では月10トンまでの基本水量を廃止した上で、基本料金を現行の月950円から850円に値下げする。併せて、1~10トンの範囲で1トン当たり10円の追加料金を新設する。例えば、1トン利用時は860円、10トン利用時は950円となる。また、1,001トン以上の大口利用に対する追加料金については、現行の368円から358円に引き下げる。

値下げの実施時期は、システム改修に要する期間などを勘案して、2015年10月を予定している。

なお、31トン~50トンの中量区画料金については、家庭用(生活用水)のほか小規模な飲食店や小売店などが比較的多く含まれ、その対象が約10万世帯に及ぶことに配慮するとともに、民営化を見据えた中での経営改革効果も勘案し、当面、料金引き上げを留保するとしている。