日産自動車は、ミニバン「セレナ」をビッグマイナーチェンジして25日に発売した。今回のビッグマイナーチェンジでは、衝突回避支援システムなどの先進安全装備を標準化するとともに、S-HYBRIDの燃費向上を実施している。価格は、218万4,000円~301万8,750円。
先進安全装備では、衝突回避を支援する「エマージェンシーブレーキ」と「LDW(車線逸脱警報)」を、「20S」を除く全グレードに標準装備したほか、「MOD(移動物検知)」機能を追加した「アラウンドビューモニター」「踏み間違い衝突防止アシスト」「ふらつき警報」を、「アドバンスドセーフティ パッケージ」として設定している。
S-HYBRIDの燃費向上では、S-HYBRID全車が「平成27年度燃費基準+20%」達成と「平成17年基準排出ガス75%低減レベル」認定により、自動車取得税と自動車重量税がエコカー減税によって免税となる。
そのほか、フロントからリヤまでエクステリアデザインを一新し、ボディカラーには5色の新色を追加して全9色を設定。フロントドアのスーパーUVカット断熱グリーンガラス採用、フロントウィンドウに開放感と防眩を両立するトップシェード、3列目シートにパーソナルテーブルなどの装備を追加している。
また、同社関連会社のオーテックジャパンは、セレナのビッグマイナーチェンジにあわせて、カスタムカー「ライダー」シリーズと福祉車両「ライフケアビークル」シリーズのビッグマイナーチェンジを実施して発売した。セレナ ライダーシリーズの価格は、286万1,250円~329万1,750円。