セイコーホールディングスは11日、「2014年 新成人の'ゆく年・くる年'についての調査」の結果を発表した。同調査は、2014年に成人式を迎える全国の男女を対象として、11月13日~17日に実施。1,236サンプル(男性618人、女性618人)を得た。
今年一番関心を持ったのは「東京五輪開催決定」。来年は「消費税増税」
「今年、世の中で起きたこと(私生活を除く)の中で一番関心を持った出来事」を聞いたところ、「東京五輪開催決定」244人が群を抜いて1位。以下「消費税増税」(94人)、「台風(フィリピンを含む)」(62人)、「楽天優勝」(57人)、「アベノミクス」(33人)などが上位に挙げられた。
「来年の一番の関心事(私生活を除く)」については、4月から8%にアップする「消費税増税」(121人)が他を大きく離して1位。以下「景気」(49人)、「サッカーワールドカップ」(48人)、「ソチ五輪」「就活」(各41人)と続いた。
今年の私的トップニュースは「大学入学」、来年の予想は「就活・就職」
「私生活での今年のトップニュース」は、「大学入学」(51人)が1位。以下「旅行」(31人)、「恋人ができた」(25人)、「二十歳になった」「アルバイトを始めた」(各19人)となった。
「私生活で予想される来年のトップニュース」は、「就活・就職」(64人)が1位。以下「成人・成人式」(41人)、「恋人ができる」(21人)、「留学」(19人)、「海外旅行」(18人)などが挙げられた。
来年大切にしたいものは「お金」「時間」
「今年、大切にしてきたもの(人を除く)」を2つまで選んでもらったところ、1位は「趣味」の41.3%。以下「お金」(37.5%)、「思い出(写真を含む)」(30.2%)だった。男女別にみると、男性は「趣味」(46.6%)、「お金」(40.3%)、「思い出」(24.1%)と明らかなポイント差が生じたのに対して、女性は「思い出」(36.2%)、「趣味」(35.9%)、「お金」(34.6%)と、ポイント差はあまり開かなかった。
「来年、大切にしたいもの(人を除く)」を2つまで選んでもらったところ、1位は「お金」の38.2%、2位が「時間」の37.1%、3位が「趣味」の29.1%となった。
増やしたい時間は「勉強時間」、減らしたい時間は「睡眠時間」
「普段の生活で増やしたいと思う時間があるか」については、76.1%が「ある」と回答した。男女別でみると、男性の70.7%に対し女性は81.4%で、女性のほうが10.7ポイント多かった。また「どんなことをする時間を増やしたいか」については「勉強時間」が229人で1位。以下、「趣味の時間」(159人)、「睡眠時間」(120人)、「読書の時間」(40人)、「アルバイトの時間」(38人)などが上位に挙げられた。
対して「普段の生活で減らしたいと思う時間があるか」については、52.2%が「ある」と回答。具体的には「睡眠時間」(84人)、「だらだらする時間」(76人)、「何もしない(ボーっとしている)時間」(60人)、「ネットサーフィンの時間」(49人)、「通学時間」(45人)などが上位となった。
「もしお金で時間が買えるとしたら、買いたいか」との問いには、「買いたい」が22.4%、「どちらかといえば買いたい」が28.6%で、過半数が肯定的に回答した。男女別にみると、男性が56.0%だったのに対し女性は45.9%で、男性が10.1ポイント上回った。
成人したら心がけたいことは「責任」
「成人したら、社会の一員としてどんなことを心がけたいか」については、「(自分の言動に)責任を持つ」(86人)が1位。以下、「人に迷惑をかけない」(44人)、「マナーを守る」(43人)、「社会に貢献する」(41人)、「常識的な行動」(40人)、「人の役に立つ」(30人)などが上位に挙げられた。
詳細は「セイコーホールディングスのプレスリリース」で確認できる。