東京都は5日、東京都内に所在する私立高等学校の「2014年度の初年度(入学年度)納付金」の状況についてまとめた結果を発表した。それによると、来年度の初年度納付金(総額)を値上げした学校は33校となった。

初年度納付金の内容は、授業料、入学金、施設費およびそのほか毎年度納付する費用となる。調査対象は、都内私立高等学校232(休校中等の学校および特別支援学校を除く)。

対象校のうち、初年度納付金(総額)の値上げを行った学校は33校(構成比14.2%)。一方、値下げを行った学校は5校(同2.2%)、据え置いた学校は194校(83.6%)だった。

値上げ率等の内訳(出典:東京都Webサイト)

値上げ率が最も高い学校は、広尾学園(インターナショナルコース)の15万6,000円(値上げ率17.5%)。以下、二松學舎大学附属の7万8,000円(同10.8%)、立正大学付属立正の7万5,000円(同9.5%)、佼成学園女子(留学コース以外)の6万円(同7.2%)、佼成学園女子(留学コース)の5万4,000円(同6.7%)と続いた。

初年度納付金(総額)の平均額は88万8,665円で、前年度に比べて4,836円(0.5%)増加。最高額は桐朋女子(音楽)の176万2,200円。次いで、玉川学園高等部(普通・国際)の175万3,000円、玉川学園高等部(普通・普通)の127万3,000円、学習院高等科、立教池袋が同額の123万円、成城学園の121万円となった。一方、最も低かったのは東洋女子の53万6,000円だった。