長瀬産業の100%子会社である、ナガセ ビューティケァは、全国の20歳代~50歳代の働く既婚女性500人を対象に、働く女性の「仕事観とワーク・ライフ・バランス」に関する意識調査を実施した。調査期間は10月11日~13日。
「華やかさ」は必要なし? 働く女性の武器1位は「笑顔」
働く既婚女性に「仕事における"女性の武器"」を聞いたとこころ、「理想」としてあげられたのは「笑顔(55.4%)」が最も多く、「コミュニケーション能力(55.4%)」、「優しさ(49.0%)」と続いた。
「武器にしていること」としても「笑顔(32.6%)」があげられ、「コミュニケーション能力(23.8%)」、「愛嬌(あいきょう)(23.4%)」が上位ランクイン。一方、「優しさ(16.8%)」は大きく順位を下げ、周りに優しくしたいがなかなかできない葛藤が浮き彫りになっている。
「理想」を年代別で比較したところ、20代では「愛嬌」、「華やかさ」など、外見に関する回答がほかの年代に比べて上位にランクイン。50代では、「優しさ」、「柔軟性」、「感性の豊かさ」など女性らしい内面に関する回答が上位を占めている。
「武器にしていること」では、「笑顔」、「コミュニケーション能力」、「愛嬌」がどの年代でも高い一報、「華やかさ」はどの年代でも圧倒的に低い結果となった。
ワーク・ライフ・バランス実現には働く時間が影響?
「ワーク・ライフ・バランスの実現度」について聞いたところ、50%から90%未満に回答が集中。全体の平均は59.9%で、年代別で平均を比較すると、50代の61.5%と最も高く、30代と40代で平均を下回った。
雇用別で比較すると、「派遣・契約社員(65.1%)」が全体平均を上回っている。また、次いで「パート・アルバイト(60.1%)」となるなど、ワーク・ライフ・バランスの実現には、働く時間との関連性が高いことがうかがえる結果となった。
夫の家事貢献度は、働く女性のライフスタイルに影響
「夫の家事への貢献度について採点するとしたら何点をつけますか」と質問したところ、40点~50点未満が少なく、80点~90点未満が多くなった。全体的に大きな偏りはなく、万遍なく散らばった結果となっている。
全体の平均は52.8点。年代別で比較すると20代が最も高く58.2点、50代が最も低く44.5点となり、世代による男性の家事への考え方の違いが影響していることが考えられる。
さらに、夫の貢献度の点数ごとにワーク・ライフ・バランス実現度の自己評価をみると、「夫の貢献度が高いグループ」ほど、ワーク・ライフ・バランスの自己評価も高いことから、働く既婚女性が充実したライフスタイルを送るには、夫の協力が欠かせないことがうかがえた。
夫に言われて嬉うれしい言葉「ありがとう」
「夫の口から言われたら嬉うれしい一言を教えてください」と質問したところ、「ありがとう、感謝してます(210人)」と、感謝を伝える言葉が圧倒的に多くなっている。一方、「ありません、何を言われてもうれしくない(83人)」が続くなど、夫からの褒め言葉を期待していない人も多くみられる。
なお、そのほか「(料理)がおいしい」、「頑張ってるね、お疲れ様」、「かわいい、きれい」など褒めたりたたえたりする言葉に関する回答が続いた。