「女性がどの程度"イキイキ"と活動していると思うか?」(単一回答 n=1,000)

ソニー生命保険はこのほど、「女性の活躍に関する調査」の結果を公開した。同調査は、20歳から69歳の女性に対し、10月25日から28日にかけてインターネットを通じて実施し、各年代200名、合計1,000名の有効サンプルを得た。

女性の活躍の実態は?

各場面で「女性がどの程度"イキイキ"と活躍していると思うか」と聞いたところ、「イキイキと活躍していると思う」(「非常にイキイキと活躍していると思う」+「ややイキイキと活躍していると思う」)の割合は「家庭」47.5%、「職場」40.8%、「地域社会」40.0%、「ネットコミュニティ」37.7%となった。

「毎日の家事や、地域での貢献を時給に換算するといくらになると思うか」を自由回答形式で聞いた。最も高かったのは「未就学児の育児・世話」で1,180円。2位は997円で「小学生以上の子どもの育児・世話」となり、子育ての時給換算額が上位を占めた。

「毎日の家事や、地域での貢献を時給に換算するといくらになると思うか?」(自由回答 n=1,000)

「女性が"イキイキ"と職場で働くためには何が必要だと思うか」と聞いたところ、最も多かったのは「家族の協力」(65.0%)だった。以下、「休暇がとりやすい職場環境」「保育サービスの充実」「短時間勤務が可能な制度」「残業が少ない職場環境」と続いた。休暇や勤務時間に関する項目が上位となり、ライフスタイルに合わせた働き方のできる環境が必要とされていることがわかった。

「女性が"イキイキ"と職場で働くためには何が必要だと思うか?」(複数回答 n=1,000 上位20項目抜粋)

女性の活躍による社会的効果

「女性の活躍の推進やその経済効果」について聞いた。「女性の就業機会の拡大を推進すべきだと思う」に「そう思う」(「非常にそう思う」+「ややそう思う」)と回答したのは75.4%。「女性の職場での活躍により経済は活性化すると思う」は71.5%となった。また、6割半が今後、企業の女性リーダーが増えると予想。ワークスタイルの多様化も、半数以上が活躍の場を広げると思うと回答した。

「女性の活躍に関する各意見についてどう思うか?」(単一回答 n=1,000)

ワーキングママの強みは"ママ視点"

ワーキングママについての意識を聞いたところ、「仕事と育児は両立が困難だと思う」では73.3%、「働く母親は時間の使い方が上手だと思う」では75.3%が「そう思う」と回答した。また、「ワーキングママのママ視点は強みになる」という考えが総じて強い結果となった。ワーキングママの活躍する企業やその商品・サービスは、女性から高い支持を得ている傾向がうかがえる。

「ワーキングママ(働く母親)に関する各意見についてどう思うか?」(単一回答 n=1,000)

日常生活で怠りがち・不足しがちな事

「自身の健康維持を考えた場合、日常生活で怠りがち・不足しがちな事」を聞いた。1位は73.1%で「適度な運動」となった。以下、「ストレス解消」、「栄養バランスの取れた食事」と続いた。年代別では、「適度な運動」は全年代に共通しているが、2位以降の項目は、若い世代ほど高くなった。「ストレス解消」は、30代と60代で26.5ポイントの差が、「栄養バランスの取れた食事」では、20代と60代で28ポイントの差がついた。

「自身の健康維持を考えた場合、日常生活で怠りがち・不足しがちな事」(複数回答 n=1,000)

人生の夢・目標・計画を持っている世代は?

「人生において、夢や目標、計画をもっているか」と聞いたところ、3人に1人(34.2%)が「もっている」と答えた。また、年代別にみると、60代では全体を11.8ポイント上回る46.0%となった。

「人生において、夢や目標、計画をもっているか」(単一回答 全体n=1,000 各年代n=200)

同調査ではほかに、「使っている(使いたい)便利家電または時短商品・サービス」「健康増進のために楽しみたいスポーツ」「日本人女性の活躍が期待できるスポーツ」「活躍していると思う女性アスリート」などについても聞いている。詳細は同社のWEBサイトで閲覧することができる。