高島屋は5日、グループが運営する百貨店やショッピングセンターで、メニュー表示や商品名と異なる食材を使用した料理や商品を販売していたと発表した。

虚偽表示が行われていたのは、高島屋日本橋店、同新宿店、同横浜店、タカシマヤフードメゾン新横浜店、岡山高島屋、タカシマヤ柏店ステーションモールS館の6店舗にあるレストランなど。

このうち、高島屋日本橋店の「フォション」では、2006年10月~2013年10月26日にかけて、メニューに「車海老」と表示しながら、実際はブラックタイガーを使用していた。また、タカシマヤ柏店ステーションモールS館の「ニホンの食卓 つくみ」では、2012年11月18日~2013年10月31日にかけて、メニュー内に「鳥取県産紅ズワイガニを使用」と表示しながら、実際はアラスカ産のカニを使用していた。

同社は、今回の件について消費者庁に報告。当該メニューおよび商品については、販売を中止または適正な表示に切り替えたという。また、利用者に対して「多大なるご迷惑をおかけいたしましたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪。今後については「お取引先も含め、管理体制の再徹底に努め、再発防止に取り組むとともに、信頼の回復に誠心誠意努めてまいる所存でございます」としている。