女性にとって、人生最大の大仕事ともいえる「出産」。人それぞれに苦労話があって、中には爆笑してしまうようなエピソードも。ここでは、出産経験者に聞いた面白話を紹介していく。

意味不明の自作曲が恥ずかしすぎる

ドラマのように感動的なお産を想像していたのにっ!

「私はアルコールに弱い体質。病室は赤ちゃんを守るために手に噴射して使うアルコールが充満。産後4日間完全徹夜だったのと、このアルコール効果でおかしくなってしまったようで、看護師さんが何を言っても大笑い。退院のときは、夫と義父がのっているタクシーの中で『乳首が黒い~黒乳首~♪』と訳のわからない歌を歌っていました」(44歳主婦 5歳女児)。

妊娠してから乳首が黒ずんできたという女性は多く、珍しくはないけれど……。同乗していた男性がどんな気持ちでいたかを想像すると、なおさらおかしくなってくる。

「女性は産後がもっとも美しいと聞いたことがあったのですが、産後に自分の顔を見たら、おばけかと思って軽く叫んでしまいました。これまでにみたこともないシワが目じりや眉間にできていて、砂かけ婆のような顔でした」(38歳会社員 9歳男児)。

陣痛の痛みに必死に耐え、さらには分べん台でも顔をくしゃくしゃにしながらいきんで……。そんな苦難の連続の後、どうしたら最も美しい状態でいられるのか逆に聞きたい!!

「まだ産まないで!」

帝王切開が決まっていた女性からは次のような回答が。「陣痛が10分から5分間隔になっていたのが9時。『手術室が12時にならないと空かないからお昼まで我慢ね』と、陣痛室で待機するはめに。しかし、陣痛がピークに達し、自然といきみたい感覚が。すると『我慢、我慢! まだいきんじゃダメ! 』と看護師さんに止められた」(40歳パート 9歳男児・7歳女児)。

病院都合で出産時間をコントロールしようとしても、我慢できないものはできないのよっ!! と言いたくなる。結局この後、自然分娩で出産したそうな。おめでとうございます。

無痛分娩のはずが……

「無痛の計画分娩のはずが帝王切開に。手術室に旦那は入れなくて、子供を取り上げた時に握りしめていたのは麻酔科のおじさん先生の手でした……」(34歳主婦 6か月男児)。

「計画無痛分娩のはずが陣痛がなかなか進まず、麻酔用の管をさしたままスクワット。吸引・切開・お腹を押すなどでやっとの出産も、その瞬間に麻酔はきいていなくて"無痛"の意味なし。しかもスクワットのおかげで両足筋肉痛!!! 」(40歳フリーランス 6歳女児)

無痛分娩ということで通常より費用が高額になるケースが多いが、そうまでして痛みを回避するはずが……という話は意外によく耳にする。これだけ医学が進歩していても、お産を完全にコントロールすることはできないのだ。