はなまるうどん、「小麦つながり」で東京都・茅場町にイタリアン業態開店

はなまるうどんを展開するはなまるは10月23日、東京・茅場町にナポリピッツァとワインを中心としたイタリアンを提供する「PIZZA&WINE カヤバール」をオープンした。

讃岐うどんへのこだわりをピッツァにも

同社が讃岐うどん作りを通じて培ってきた技術、讃岐うどんを日常の食文化として広めてきた中でのこだわりを、うどんと同じく小麦を使う「ピッツァ」に注(そそ)ぎ込んだという。同社常務取締役 開発本部長 前田良博氏は「"小麦つながり"ということで、小麦粉を輸入し、発酵させるノウハウや、限られた敷地内の店舗で行う運営のマニュアルを活用した」と語った。

同社の経営理念の中にもある、"日常の中にある「驚き」と「感動」を「食」を通じてお届けし お客さまと「喜び」と「幸せ」を共有する"という言葉のもと、日本人の口に合うイタリアンを提供するとのことだ。

1階から入ってすぐのエリアはスタンディングで、立ち飲み感覚でピッツァとワインを楽しめる。厨房は元々イタリアでの修行経験があるという店長が取り仕切り、石釜でピッツァを焼き上げている。1階の奥、そして2階ではテーブル席でくつろぎながら本格イタリアンを味わうことができ、貸し切りにも適したつくりだ。またワインボトルは一律2,500円(税抜き)、樽生スパークリングやハウスワイン、サングリアと豊富な種類から選ぶことができる。もちろん、ビールやカクテルも複数種類用意している。

本格ピッツァに、フォアグラ、アサリのつかみ取りも!?

ピッツァは10種類のグランドメニューのほかに、日替わりも用意。生地はどれも薄く焼き上がっており、優しく上品な食感だ。「三種のトマトのマリナーラ」(780円/税抜き)はベースのトマトソースが生地とよくなじみ、あっさりとした味わいで何枚でも食べられそう。ふちのカリッと香ばしい風味がきいている。

「揚げなすとサラミのピッツァ」(880円/税抜き)は、くどすぎずさっぱりとした揚げなすと、サラミの塩気が合っていてワインが進む。本格イタリアンながら、「日本人の日常に合うようなメニューを開発した」(同社 新業態開発部 酒場業態 部長 水谷義之氏)という言葉通り、全体的に毎日食べても飽きが来ない味となっている。

イタリアンといえば欠かせないパスタメニューは、特徴的なお楽しみ要素が盛り込まれている。「つかみどりあさりのスパゲッティ」(1,480円/税抜き)はおけから直接アサリをつかみ、取れた分だけパスタに入れてもらえるというから驚きだ。女性は両手、男性は片手でチャレンジでき、取れすぎてしまった分は酒蒸しにしてもらうなどその場に合わせた対応もしてくれるという。

またサイドメニューも充実しており、「ヒアルロン酸と彩り野菜のサラダ」(880円/税抜き)は葉野菜にアボカド、トマト、パプリカなどをあわせ、ヒアルロン酸入りジュレをかけて食べるといった女性にうれしい美容メニュー。「牛タンハンバーグ フォアグラ乗せ」(1,480円/税抜き)は開発者が「一番開発コストがかかっているかも…」とこぼすほどで、見逃せない。濃厚なフォアグラと肉の詰まったハンバーグは是非一緒に口に入れて味わってほしい。

営業時間は11:30～15:00、17:00～23:30で、土日祝は休日。立ち席15席、テーブル席74席。