「私たち、夫の家事参加に満足しています」

女性のための生活情報紙「リビング新聞」を発行するサンケイリビング新聞社は、10月19日の「イクメンの日」を前に男女それぞれに「夫の家事参加・育児参加」に関する調査を実施し結果を発表した。調査は9月5日~11日、リビングweb・リビングパートナー・産経新聞iPhone版/Android版で実施し、有効回答数は男性227、女性351。

夫の家事参加、妻の満足度は約6割

調査によると「夫(自分)は家事に参加している」と答えた夫は70.4%。「夫は家事に参加している」と回答した妻は55.2%で、自己評価と妻側の評価では15%の差が見られた。さらに家事参加への満足度を聞くと、60.6%と半数以上の妻が夫の参加に満足していると回答した。ちなみに、男性の自分の家事参加への満足度はさらに高く75.7%だった。

自主的に担当してほしい家事はコレ

「家事の本音ランキングベスト3」

妻が夫に「言われなくても自分からしてほしい」家事は"掃除"だった。自動車・自転車の掃除や、風呂、庭などは、"言われてする手伝い"ではなく、自分で気づいて掃除する"担当者"になってほしいと考えていることがわかった。

ゴミ出し・風呂掃除は「やってもいい」と思う夫が多い家事だが、ただし風呂掃除は「やりたくない」家事でも3位に入った。一方、多くの夫が「やりたくない」と考えているのは「食品などの買い物」「洗濯物を取り込む」だった。「一見簡単そうだが、献立や予算に合った商品選びや、たたむことを考えた取り込み方など、意外に主婦の眼鏡にかなうのが難しく、ダメ出しをされやすいのかも」と調査では分析している。

育児参加は約8割、うち75.3%が自分の育児に満足

「私たち、夫の育児参加に満足、感謝しています」

調査では20代~40代の子どもを持つ男性の約8割が「育児に参加している」と回答した。この状況に妻の65.6%、夫の75.3%が満足と回答した。さらに、夫の育児参加を採点してもらったところ、夫は100点満点中67.4点、妻は66.8点とほとんど差がない結果となった。

妻からは、「休日は子供と出かけたり、私に1人の時間をくれる」「周囲からは"かなりイクメンだね"と言われます。しかし本人には自覚がないよう。"してやっている感"が全くないことがありがたいです」など、夫への感謝の声があがった。

「言わなくてもしてほしい」育児はおむつ替え

「育児の本音ランキングベスト3」

夫が「やってもいいな」と思う育児の第1位「子供と遊ぶ」は、妻にとっては「言わなくても自分からしてほしいこと」の第3位だった。「風呂に入れる」はともに2位。この2つは夫がもっと積極的になることで、お互いの満足度が高まると推察される。

一方で、妻が「自分からやってほしい」と望んでいて、夫がやりたくないことの第1位は「おむつ替え(トイレの世話)」だった。これを自分からスッとできる人はイクメン上級者といえそうだとしている。