富士重工業は15日、東京ビックサイトほかで14日から18日の期間に開催される『第20回 ITS世界会議 東京2013』に、「アイサイト(ver.2)」をベースに車車間通信システムを利用した協調型安全運転支援システム搭載車両を出展すると発表した。
同社は、交通事故防止に有効な安全技術としての「自動運転」の実現に向け、アイサイト(EyeSight)のステレオカメラによる認識技術を軸とした開発に取り組んでいる。今回のITS世界会議では、先進運転支援システム「アイサイト(ver.2)」をベースに車車間通信システムを利用した協調型安全運転支援システム搭載車両のデモンストレーションを実施する。
デモンストレーションでは、車車間通信や歩車間通信を利用して車両や歩行者の動向を認識し、見通しが悪い状況等でも車両や歩行者との事故を防止する協調型自動運転技術を公開。また、ITSスポットや車車間通信を利用したACC/CACC(最適車間制御/協調型最適車間制御)によって最適な車間距離を維持し、高速道路サグ部の渋滞緩和と交通円滑化走行に寄与する最適車間制御のデモンストレーションも実施する。
そのほか、青海西臨時駐車場K区画にて「アイサイト(ver.2)」の主要機能の一つである、自車速30キロから自動ブレーキで模擬障害物を衝突回避する「プリクラッシュブレーキ」の同乗試乗や、同社ブースにてスバル自動運転ロードマップと「アイサイト(ver.2)」「次世代アイサイト」を中心とした展示も行うとのこと。