読売新聞東京本社「YOMIURI ONLINE(ヨミウリ・オンライン)」の掲示板「発言小町」は3月、初めて月間ユニークユーザー数400万人を突破した。これを記念して「小町川柳」の募集を行い、このほど最優秀賞など入選作8句を発表した。
「小町川柳」は、6月24日から8月31日まで募集をしていたもので、応募件数は1,260件、応募作品数は2,921句。漫画家・コラムニストの辛酸なめ子さんが審査を担当し、最優秀賞など入選作8句を決定した。
最優秀賞はママ友づきあいの悩みを詠んだ一句
最優秀賞に輝いたのは「ママ友の ほんの一部が まぁまとも」(きらら・50歳代女性)。
選考理由は、「発言小町」では近年ママ友づきあいの悩みについてのトピが多く、「小町らしい」テーマであることと、辛酸さんからは「女性同士ならママ友だけでなく、普通の友人関係にもあてはまりそう。口に出して読むと語呂もいい」と評価されたとのこと。
優秀賞は2作品
優秀賞の1つ目は「顔じゃない 男は中身 財布のね…」(詠人・30歳代女性)。
選考理由は、「末尾の『…』が断定口調ではなく、余韻を感じさせる。奥ゆかしい雰囲気がある」と辛酸さん。「女ごころがうまく盛り込まれている」と意見が一致したという。
もう1つは「書き込めば 渡る世間に 答えあり」(ゆずりは・30歳代女性)。
選考理由は、「悩んだトピ主さんに、多くのユーザーが真剣に回答を寄せてくれる――そんなやりとりが発言小町でこれからも続くことを願って選んだ」とのことだ。
佳作は5作品
佳作には下記の5作品が選ばれた。
「一言が 足りない夫 多い義母」(みつ子・20歳代女性)
「天気予報 君の住む街 先に見る」(もふみ・20歳代女性)
「かさばるし めんどくさいし へたれだし」(のんき猫・50歳代女性)
「泣ける本 家計簿だとは 言い出せず」(チョコバンク・40歳代男性)
「浮かない日 なぜ見てしまう 不幸トピ」(のりのり・40歳代女性)