9月7日~8日の2日間にわたって、西日本最大規模の総合見本市「京都国際マンガ・アニメフェア 2013」(通称:京まふ)が、京都府・みやこめっせで開催された。
京都国際マンガ・アニメフェアは関西圏のコンテンツ市場の促進を目的としたイベントで、アニメ作品に関わる声優やスタッフを招いてのステージイベントや、京まふならではのグッズ物販、企画展示などでも盛り上がりを見せた。初日、2日目ともに雨に見舞われ、あいにくの天候にもかかわらず朝から多くのアニメファンが詰めかけ、平安神宮外周の外堀をぐるっと取り巻くほどの行列ができていた。今回は会場の様子を中心に全体をレポートしていこう。
キャラ食コーナー
一階はキャラ食コーナーと銘打って「しろくまカフェ」「劇場版魔法少女まどか☆マギカCafe 京まふ店」「アニメイトカフェ(『ヘタリア』コラボ)」などタイアップ店舗が出展したフードコート。アニメ作品を食事とともに楽しんでもらうといった趣向。中でも一番の行列ができていたのが「まどマギCafe」で、着席するまで数十分待ちの状態がオープン時から続いており、その列は完売になるまで絶えることがなかった。エリア内に出展したローソンは『薄桜鬼』や『中二病でも恋がしたい!』のチケット用クリアファイルなど、京まふ限定商品を販売して人気を博していた。
企業ブースエリア
三階はアニメ・ゲーム・マンガなどさまざまなコンテンツに関連する企業出展エリア。入口入ってすぐの『有頂天家族』巨大パネルが目を引くほか、『いなり、こんこん、恋いろは。』の大鳥居が印象的な角川グループブースなど、大手ならではの企業ブースが京都で立ち並ぶのは貴重な機会。一方、京都コンピュータ学院ブースでイラストレーターの弘司氏、藤ちょこ氏がライブペインティングを行ったり、ゲームくんブースではお茶の間風のセットで、来場者がお笑い芸人・アメリカザリガニの平井善之とただファミコンで遊ぶ企画が行われるなど意欲的な試みも。
会場を彩るコスプレイヤーたち
企業ブースエリアには各企業の公式コスプレイヤーを中心に、数多くのコスプレイヤーの姿が見られ、非常に華やかな空間に。ガイナックスが生んだ鳥取県米子のヒーロー・ネギマンが会場を練り歩いていたり、神戸発祥の「いまいち萌えない娘」コスプレイヤーが4人も現れたりと、他地域からの参戦もあった。
物販・企画体験エリア
地下一階は入場待ちの行列もできていた物販エリア。京まふコラボや京まふ限定の商品が非常に数多く販売されており、藤島康介氏デザインの京まふ公式イメージキャラクター「都萌ちゃん」グッズや着物姿のまどか(『魔法少女まどか☆マギカ』)のグッズなどが人気を博していた。地域密着作品として、奈良吉野が舞台の『咲-Saki-阿知賀編』ブースの出展も。本当は参加予定だった大洗方面のブースは欠席だったとのこと。変わり種では「家紋工房」がブース出展しており、自前のアイテムなどに家紋をあしらう体験コーナーもあった。
また、物販エリア向かいの「京都伝統産業ふれあい館」では、『カードキャプターさくら』のキャラクターを染め付ける「摺型友禅染体験」が行なわれ、キャンセル待ちも出る人気となっていた。