女優・酒井法子の映画復帰第1作で、2014年公開予定の映画『空蝉の森』が、このほどクランクアップを迎えたことが28日、明らかになった。

映画『空蝉の森』で主演を務める酒井法子

酒井が演じるのは、過去に深い傷を持ち、謎のベールに包まれたヒロイン・加賀美結子。海岸線の道を泥だらけになりながら裸足で歩いていたところを警官に保護されるも、自宅で待っていた夫・昭彦(斎藤歩)は3カ月間行方不明だった妻に対して別人と言い張る。どうしても信じられない昭彦は、結子との関係を疑っていたメンタルクリニック主治医・山井(西岡徳馬)のもとを訪ねる。その後、遺産相続も絡んだ加賀美夫妻の関係に疑いを持った假屋警部(柄本明)、結子の過去を知ったフリージャーナリスト・青柳(金山一彦)が現れ、息もつかせないサスペンスが巻き起こる。

監督は、壇蜜主演の『私の奴隷になりなさい』でヒットを飛ばし、海外での評価も高い亀井亨が担当。国内のみならず、中国、アジア圏での公開も視野に入れ、海外映画祭の出品も進められている。主演を務めた酒井も海外での公開に意欲的で、実現した際には舞台あいさつなどにも参加する予定。